ケータイのコアユーザーの利用料金、月あたり5000円-2万円ナリ
2009/04/27 06:55
ネプロジャパンは2009年4月24日、携帯電話に関する調査結果を発表した。それによると、携帯電話をよく使っている調査母体において、一か月あたりの携帯電話使用料金は「5000円以上10000円未満の層がもっとも多く約半数」をしめていることが明らかになった。次いで「10000円以上20000円未満」が4割ほどを占めており、この2階層が携帯電話料金のメイン階層であることがわかる(【発表リリース、PDF】)。
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今調査は2009年4月4日、携帯サイト「ザ★懸賞」上のアンケートで行われたもので有効回答数は4678人。男女比は46対54、年齢階層比は19歳以下2%・20代28%・30代42%・40歳以上28%。携帯電話の懸賞サイトでの調査という性質上、ある程度以上携帯電話に慣れ親しんでいる、いわば「ケータイ・コアユーザー」を対象としており、携帯電話絡みの設問では世間一般より多少なりとも携帯電話寄りになっていることを考慮した上でデータを見る必要がある。
パケット料金・通話料金、そして携帯電話のサイトコンテンツの使用料を合わせた、携帯電話使用料金の合算金額を尋ねたところ、一番多い階層は「5000円以上10000円未満」で51.0%と過半数を占めていた。
一か月あたりの携帯電話料金
10ポイントほど数字を減らして「10000円以上20000円未満」が41.0%。中には20000円以上というヘビーユーザーもいるが、「5000円-20000円」が携帯電話の利用料金としては大勢を占めているといえる。
【携帯電話の利用料金は5,000円未満が47.3%】、【10代のおこづかい、ケータイ費用がチョー負担】など、携帯電話の利用料金については過去に多くの調査団体が調査をしているが、1万円未満という結果が最多を占めている。その結果とはほぼ同じと見なすことができるが、その一方で「10000円以上-20000円未満」の値が非常に多いのも気になる。もっともこれは、調査母体が「携帯電話のコアユーザー」であることを考えると、当然の結果なのかもしれない。
インターネットへのブラウジングはパケホーダイ・フルなどの定額制を使えば7000-8000円で抑えることができる。しかしそれに加えて、有料サイトと一般通話で数千円を使えば、1か月で1万円を超えるのはさほど難しくない。可処分所得にある程度余裕が持てる30代・40歳以降でもやや厳しい値であり、携帯電話が無かった時代と比べれば、それだけ金銭的に圧迫されてしまうのは致し方ないといえる。少なからぬ娯楽産業で「ケータイに客を奪われた」という愚痴を聴くが、それもあながち間違っていない話なのだろう。
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