【更新】社会人 本気で勉強したいのは 自分に役立つ 「英語」が一番
2009/04/25 11:25
情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアなどは2009年4月24日、社会人における「本気の学習」に関する意識調査結果を発表した。それによると、調査母体の中で働いている人のうち、今後もっとも勉強したいものを選択肢から選んでもらったところ、もっとも多いのは「英語」であることが明らかになった。選択肢には語学関連のものが多いため、「どこの国の言葉・どの言語を勉強したいか」にほぼ同義となり、外国語では英語がもっとも勉強対象としての人気が高いことが分かる([発表リリース])。
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今調査は2009年3月20日から3月23日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は951人。そのうち現在働いている人は787人(今件ではこちらを主母体としている)。男女比は60.4対39.6で、年齢階層比は20代26.3%、30代34.3%、40代39.4%。
今調査では携帯型学習機器との連動もあり、社会人における勉強の傾向などについての質問が行われている。その中で、語学を中心に選択肢を提示して「今後もっとも勉強したいもの」を選んでもらったところ、一番多い回答は「英語」で約半数の人が選択していた。
今後もっとも勉強したいもの(選択肢から・仕事をしている人限定)
「特に勉強したいものはない」という回答も1/4ほどいるが、多くは「英語」を身につけていきたいと回答。英語の需要の高さがうかがえる。また、その他の言語では中国語・韓国語が比較的高いのも見て取れる。
これらの言語などを勉強したいモチベーション・意欲はさまざまだが、本気で習得したいがために勉強している人は36.1%にも登っているという。それらの人にとって「なぜ勉強をしているのか」を尋ねた結果が次の図。男女とも「自分のため」がもっとも多く6割を超えている。
なぜその勉強をしているのか
男女間でトップの理由の差異はほとんどないが、第二位以降には違いが見えてくる。男性は女性と比べて「現在の仕事」のレベルアップのために本気で勉強しているのに対し、女性は現在の仕事を超えた「今後」のために勉強している傾向が強い。これは男女間における「仕事への意識・認識の違い」が形となって現れているのかもしれない。
今調査は元々【コクヨ(7984)】との共同調査企画だったということもあり、コクヨが先日発売したばかりの電子暗記カード『memoribo LISNY(メモリボ リスニー)』に関連するような項目も多いし、調査レポートの最後には「メモリボ リスニー」の紹介記事も掲載されている。
それを使うか否かは別にしても、携帯系の記憶装置(iPodのような携帯音楽再生機、あるいは携帯電話やニンテンドーDSなどの携帯ゲーム機)を用いて、「すきまの時間」に断続的な勉強をすることは決して悪いことではない。むしろ反復して記憶を試みることで、より深く頭に刻み込むことができる。
資格試験に備えた社会人や、受験勉強のために一時も時間が欲しい受験生には、最適ともいえる「すきまの時間学習」。今後この「すきまの時間」をいかに有効に使うかについても、色々な「提案アイテムやサービス」が登場することだろう。
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