「お友だちのおこづかい、いくらかな?」小中学校のおこづかい、中高学年は「ゼロ」が3割
2009/04/25 11:05
ネットマイルは2009年4月24日、小中学生を対象としたおこづかいに関するアンケート調査結果を発表した。それによると、1か月に保護者からもらうおこづかいは小学校中学年において3割が「500円以下」であることが明らかになった。小学校低学年では7割が「こづかいナシ」である一方、年齢が上がるに連れて額は大きくなり、中学生では1割強が3000円以上と答えている([発表リリース、PDF])。
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今調査は2009年3月30日から3月31日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は669人。男女比は26.2対73.8。幼稚園・保育園及び高校生は回答者が少なかったためデータからは除外し、小学校低学年は17人しかいないため参考値としての掲載となる。
子どもにとって幼いときは保護者からのおこづかいが、数少ない収入源。子どもにとっても、そして保護者にとっても他の世帯の「おこづかいの実状」は何かと気になるはず。そこで一か月のおこづかいについてその額を尋ねた結果が次の通り。概要的には(当然ではあるが)高学年になるほどおこづかいは多くなる傾向がある。
一か月のおこづかいは?
中学生でも「おこづかいがゼロ」という層が2割近くいるのも驚き。もっとも今回問い合わせたのは「一か月の」、つまり定期的に渡されるおこづかいの額であり、(何か欲しいときに)不定期として渡されるおこづかいとは別物。「何にも欲しいものを買ってもらえない」「自由裁量に使わせてもらえるお金が無い」というわけではないのだろう。また、ケータイやパソコン経由のインターネットなどにおける通信費は基本的に保護者持ちで「おこづかい」とは別カウントなのも、おこづかいの額で「ゼロ」が多い一因と思われる。
なお、やや強引ではあるが各階層の所属値に各階層中央値(「3000円以上」は3500円)を乗じて平均値を出したところ、女の子より男の子の方が200円近く高いという結果が出ている。また、小学校低学年では120円ほど、中学生では1400円程度。
おこづかいの平均値(概算)
自分の周辺において、同一階層の子どもへのおこづかいを決める機会のある人に、何らかの参考になれば幸いである。
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