セキュリティ 「面倒だから」「高いから」「重たくなるから」ソフトは使わず
2009/04/24 05:35


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今調査は2009年4月1日から4月5日までの間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万5682人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代36%・40代29%・50歳以上18%など。
今調査においてはパソコンのセキュリティソフトを使用している人は80.3%に達している。無回答0.5%・使用しているかどうか不明4.7%をのぞくと、14.4%が「現在使用していない」と回答している。その14.4%に、使用しない理由を複数回答で尋ねたところ、もっとも多いのは「アップデートや買い替えなど、更新の手続きが面倒」で32.2%に達していた。

セキュリティソフトを使わない理由(複数回答)
次いで「セキュリティソフトは高い」「セキュリティソフトを起動するとパソコンが重くなる」という選択肢に多くの人が同意を示している。「アップデートや買い替えなど、更新の手続きが面倒」「セキュリティソフトは高い」は手間ひまやコストパフォーマンスの問題で、例えば自動更新や「更新料が無料」のソフトを選択することで対応可能となるし、実際そのようなソフトも複数登場している。
三大理由
「面倒だから」
「高いから」
「重たくなるから」
むしろ怖いのは、トップ3以外の回答選択肢。「特に理由はない」が15.2%もおり、ウイルス感染に関する知識が不足しているものと思われる。別記事でも例として挙げているが、ウイルスソフトの導入は玄関にカギをかけるもの。「特に理由も無く玄関にはカギをかけない」という事態がいかに怖いかを考えれば、この選択肢の回答者のリスクの高さが理解できよう。
また、得票はさほど多くないものの「自分はウイルスに感染しないかも」「使い方が分からない」「インターネットには必要時しかつながないから大丈夫」など、はっきりとした観点で危機意識を持たない人がいるのも困りもの。上記の例なら「自分の家には泥棒が入らないと思う」「カギの使い方が分からない」「必要なときしか玄関は使わないから大丈夫」という認識と同じようなもので、どれほど怖い状態なのかが理解できるはずだ。
相性や環境の違いもあるので、どのセキュリティソフトを導入すべきという特定種類の推奨は不可能だが、セキュリティソフトそのものを導入すべきという意見は断じることが出来る。再び上記の例ならば「チェーンや電子ロック、デジタルやアナログなど、カギの種類は好みで分かれるたろうが、玄関にはカギをつけるべき」という意見と同じことだ。多少の手間や負担がかかっても、何の備えも無いがためにウイルスに感染してから頭を抱えるよりは、はるかにマシといえよう。
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