【更新】新商品 参考にしたい そのレビュー 「消費者モニター」と「プロのご意見」

2009/04/22 12:00

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商品レビューイメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは2009年4月21日、商品レビューと消費者モニターに関する意識調査結果を発表した。それによると、レビューを参考にする人がもっとも参考にする意見は「消費者モニターからのレビュー」であることが明らかになった。ほぼ同じ割合で「色々な製品の評価をしている人からのレビュー」(いわゆるプロ)という回答も高い得票率を得ており、この2項目が消費者の購買意欲に大きな影響を与えているものと思われる([発表リリース])。



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今調査は2009年3月2日から3月4日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は581人。男女比は55.4対44.6で、年齢階層比は10代16.4%、20代24.8%、30代19.6%、40代21.3%、50代17.9%。

製品の購入前にレビューを参考にする人に限り(調査母体全体の74.9%・435人)、どのような立場の人のレビューをもっとも参考にしたいかを尋ねたところ、全体では「消費者モニターからのレビュー」がもっとも多く44.1%を占めた。

どのような立場の人のレビューをもっとも参考にしたいか(製品の購入前にレビューを参考にする人限定)
どのような立場の人のレビューをもっとも参考にしたいか(製品の購入前にレビューを参考にする人限定)

トップの「消費者モニターからのレビュー」は何らかの手心が加えられていない限り、自分(購入検討者)にもっとも近い、現場の生の声を聞けるメリットによるもの。「メーカーの人はあれだけメリットを強調しているけど、実際に使った人はどのように考えているのか」を知り、共感を得られるからだ。

次点は「色々な製品の評価をしている人」で38.9%。それ以上の説明はないが、プロでは無いもののたくさんのレビューをしている「セミプロ」、あるいは仕事として評価を定期的にこなしている「プロ」双方を含むものと思われる。経験豊富ならば(自分のこれまでの蓄積を台無しにするような)いい加減なレビューはしないし、逆に経験を活かして適切な意見を語ってくれるだろうとの期待が、数字に反映されたのだろう。

年齢によって順位に差異があるものの、この2つ、すなわち「消費者モニター」「色々な製品の評価をしている人」の2大要素が「参考になりうるレビュー」だと確認できる。「同年代のレビュー」「他社メーカー担当者」などもそれなりに票を集めてはいるが、この2大要素にはかなわない。



【「夫よりまずお友だち」女性の口コミパワー最強論】【口コミパワー活用サービス三種三様】にもあるように、特に女性においては他人の意見に耳を傾け、尊重し、参考にする傾向がある。レビューは直接の口コミとは異なるが、評価を他人に伝達するという主旨においては似たようなものといえる。アマゾンや楽天市場の商品レビューコーナーにおいても、女性の意見が多数見受けられるのも口コミのニーズが女性において大きいのが一因だろう。

商品レビューイメージそしてまた、【女性の「クチコミ発信量」は男性の2倍、浸透スピードは3倍以上!?】でも触れているように、伝達・浸透スピードが速いのも、この分野で女性が抜きん出る原因なのかもしれない。

……つまり、「消費者の立場に立った」「女性の」「セミプロの意見」は最強というわけだ。



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