会社勤めで一番の不安は「人間関係などによるストレス」

2009/04/19 12:00

このエントリーをはてなブックマークに追加
会社でのストレスイメージ資格方面から生涯学習をサポートするユーキャンは2009年4月16日、「2009年新社会人の意識調査」の結果を発表した。それによると、今年社会人になる人が一番不安に感じていることは、「人間関係などによるストレス」であることが分かった。集団社会内での生活という点では学生時代と変わりはないものの、上司の存在や取引先との関係など、未経験の環境下に投げ出されることによる心理的な不安が大きく反映された結果となっている(発表リリース、PDF)。



スポンサードリンク


今調査は2009年3月2日から10日の間、今年の4月に新社会人になる子どものいない独身男女(正社員、大学・大学院卒、公務員除く)に対しインターネット経由で行われたもので、有効回答数は400人。男女比は1対1。

今頃は実際に働き始めているであろう新社会人が、これから会社勤めをするにあたって不安に感じていることについて、複数回答で尋ねたところ、もっとも多い回答は「人間関係などによるストレス」だった。特に女性にその傾向が強く、全女性200人のうち実に170人・85.0%が不安を訴えている。

これから会社勤めをするにあたって不安に感じていること
これから会社勤めをするにあたって不安に感じていること


男性は会社全体への不安
女性は自分自身やその周辺への不安
全体的に見ると、男性は女性よりも「仕事の内容そのものやその関連事項」に不安を強く抱いているのに対し、女性は男性よりも「自分自身やその周辺環境など、『働く自分自身』に対する不安」が強いのが分かる。これはどちらが良い・悪いというものではなく、会社の仕事に対する考え方の違いや、普段自分がそれらの点において弱い面を持っているという認識から来る防衛反応によるものだろう。

なお、社会人における「疲れを感じる相手」のトップは男女とも上司、「疲れを感じる原因」は男性が職場の人間関係・女性が労働による肉体的疲労という結果が別調査によって出ている(【「疲れたね」 それならどこで 休みとる? 男女を問わず トップは 「自宅で」】)。新社会人たちの不安はほぼ的中し、それが疲れ・ストレスとして反映されているようだ。

ただし、不安のまったくない環境などどこにも無く、適度なストレスが無ければ成長も望めないのもまた事実。理不尽・不誠実な要因による不安やストレスは別として、通常レベルのものであるのならば、むしろその不安やストレスを「経験値」としてとらえ、ステップアップに活かすポジティブな考え方も必要だろう。その考え方自身も、経験の中で身につけていくことになるに違いない。


■関連記事:
【ミスしてもめげずに自分を成長させるための4ステップ】



スポンサードリンク



このエントリーをはてなブックマークに追加
▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2025 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー|X(旧Twitter)|FacebookPage|Mail|RSS