新社会人は「貯金額」>「お小づかい」! 貯金は5万円・こづかい3万6000円ナリ
2009/04/19 11:50
資格方面から生涯学習をサポートするユーキャンは2009年4月16日、「2009年新社会人の意識調査」の結果を発表した。それによると、今年社会人になる人に対し月の貯金予定額とお小遣い額をそれぞれ尋ねたところ、平均でこづかいは3万6000円、貯金予定額は約4万9500円という回答が得られていることが分かった。また、女性の方がややこづかいが多く貯金予定額が少ないという、意外な結果も出ている(発表リリース、PDF)。
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今調査は2009年3月2日から10日の間、今年の4月に新社会人になる子どものいない独身男女(正社員、大学・大学院卒、公務員除く)に対しインターネット経由で行われたもので、有効回答数は400人。男女比は1対1。
年齢階層別の預貯金性向は別調査(【あなた、貯金してます? 20代の8割が「毎月貯金」】)によれば、若年層でも比較的高い割合を示している。今後定期的な所得を得る新社会人でもその傾向に変わりは無く、もっとも多い層で5万円台が3割強、次いで3万円台が1割強と、この2階層が最多回答層を占めている。
社会人になったら、月にいくらくらい貯金する予定か
一方で、一か月のお小遣いはいくらくらいにする予定かについては、平均は3万6103円。こちらも3万円台と5万円台の階層が目立つが、2万円台も多い・3万円台が最多得票層であることから、平均が貯金予定額よりは低く抑えられる結果となっている。
社会人になったら、月にいくらくらいお小遣いを設定するつもりか(貯金額除く)
また、男女の貯金め小づかい額を一つにまとめたのが次のグラフ。
新社会人の貯金・こづかい予定額
貯金額が小遣い額を大きく上回っているのは男女共に変わらないが、男性の方が貯金額が上回っているのに対し、女性は小遣い額が大きいという結果が出ている。イメージ的には女性の方が堅実な感じがするのだが、やはり色々と女性は物入りなのだろうか。
ちなみに先の「あなた、貯金してます? 20代の8割が「毎月貯金」」によると、20代全体の貯金割合は、「ゼロ」がもっとも多く20.8%、次いで「1万円未満」「1万円台」「3万円台」「5万円台」の順。今回の調査対象が大卒・正社員(=比較的高めの手取りが約束されている)に限定されていること、そしてあくまでも「予定」なこともあるが、少なからぬかい離が見られる。「3万円台」「5万円台」など区切りの良い額を積み立てて行きたいという希望はあるが、実際に生活を始めてみると何かと物入りで、なかなか予定していた額を貯められない、という場合も少なくないのかもしれない。
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