初任給は何に使う!? 多くは「貯金」、そして「親へのプレゼント」
2009/04/18 09:50
資格方面から生涯学習をサポートするユーキャンは2009年4月16日、「2009年新社会人の意識調査」の結果を発表した。それによると、今年社会人になる人に対し「初任給(その会社に勤めてから初めてもらう給料)は何に使うか」と尋ねたところ、もっとも多い回答は「貯金」であることが明らかになった。またほぼ同数で「親へプレゼント」という回答も上位に来ており、「自分自身でお金を稼げるようになった」と成長を見て欲しい子どもの立場からの、素直な感情表現がかいま見られる(発表リリース、PDF)。
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今調査は2009年3月2日から10日の間、今年の4月に新社会人になる子どものいない独身男女(正社員、大学・大学院卒、公務員除く)に対しインターネット経由で行われたもので、有効回答数は400人。男女比は1対1。
アルバイトなどで学生時代にも「働いてお金を得る」機会はあっただろうが、新社会人として勤め始め、最初の給与となる「初任給」は単なるお金以上の意味・価値がある。その給与は「大人として初めての稼ぎ」であり、同時に「社会から一人前として認められた」証(あかし)でもあるからだ。その雄姿を見て欲しいとでも言わんばかりか、初任給の使い先の上位には「親へのプレゼント」が来ている。男女合計ではわずかに「貯金」に負けているがわずか3人分でしかなく、男性に限れば最上位である。
初任給は何に使うか(人/男女それぞれ200人中)
はじめてまとまった、しかも自分自身で稼いだお金を手にするだけに、選択肢の中にあるような「自分の趣味のため」「飲み食いなどの交際費」と回答する人も少なからずいる。「自己投資」までにはまだ気が回らない&お金に余裕がないのか票は少なく、「仕事に必要なもの(スーツやかばんなど)」の購入にあてる人が多いのも新社会人らしい回答といえる。
また、男女別のグラフを見てお分かりの通り、全般的に男性よりも女性の方が各選択肢に対する回答率が高い。これはそれだけ女性の方が使用意識・目的がはっきり定まっているから、といえる。逆にいえば男性は女性ほど、「初任給、何に使おうか」という明確な意識をまだ持ち合わせていないことが分かる(調査は3月、これから新人として勤めるため、調査時点では「これから」もらう初任給だから)。
トップは「貯金」
次いで「親への贈り物」
お給料は何度でも手にすることはできるが、「初任給」は人生においては一度きりのもの。どのように使うかは個人の自由だが、はじめてだからこそ価値が出るものもある。これまで育ててくれた親への感謝の意を込めて、何か贈り物をしてはいかがだろうか。「はじめて稼いだお金で買いました。これまで育ててくれてありがとう」との言葉、あるいはメッセージカードを添えてプレゼントを贈れば、それがささいなものであっても親にとっては何ものにも代えがたいものになるに違いない。
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