これからの 会社員の人生を 漢字で示すと 「挑」が一番

2009/04/18 09:45

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新社会人イメージ資格方面から生涯学習をサポートするユーキャンは2009年4月16日、「2009年新社会人の意識調査」の結果を発表した。それによると、今年社会人になる人に対し自分のこれからの人生を漢字一文字で表すよう尋ねたところ、もっとも多い文字は挑む・挑戦の「」であることが明らかになった。次いで「新」「希」などが上位に来ており、ポジティブ・アグレッシブな心境が見て取れる(発表リリース、PDF)。



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今調査は2009年3月2日から10日の間、今年の4月に新社会人になる子どものいない独身男女(正社員、大学・大学院卒、公務員除く)に対しインターネット経由で行われたもので、有効回答数は400人。男女比は1対1。大学卒・正社員などの条件付けがあるため、同年齢層においては比較的恵まれた立ち位置なことを前提にデータを見る必要がある。

調査母体に対して「これから始まる会社員人生を漢字一字で表してください」と尋ねたところ、もっとも多かったのは「挑」で、5.3%を占めた。トップが5%台しかないことからも分かるように、結果がかなり分散していることも分かる。

これから始まる会社員人生を漢字一字で表してください
これから始まる会社員人生を漢字一字で表してください

例えば「未」のように、単純に「未知」である解釈や、「期待と不安が入り混じった立ち位置」という解釈などのように、ポジティブともネガティブとも受け取れる漢字もあるが、概して前向きな漢字が上位を占めているのがわかる。具体的理由を見てもそれは明らかで、上位三位の理由も、

・挑
 たくさんの新しいことへ挑戦していくことになると思うので
 チャレンジする心を大切にしたいので
・新
 新しい環境と新たな気持ちで頑張っていこうと思うから
 何もかもが初めての新しい世界が始まるから
・希
 希望を持って仕事をしていきたい
 将来に希望がもてるような人生にしたい

など、前のめりなまでに意欲的な様子が見て取れる。

冒頭でも触れているように、今調査は「大学卒・正社員」など、就職難の現在においてはどちらかといえば恵まれた領域の人たちであるため、ポジティブな意見が多いという見方もできなくはない。しかし前向きに物事を考えることは決して悪いことではないし、その心持ちが結果を良い方向に導くことも多い。

景気後退時期に就職をした人は、狭き門を潜り抜けてきたツワモノであるだけに、将来優秀な人材に成長しやすいという話も耳にする。彼らが優秀たる(あるいは優秀になりうる)理由の一つは、あるいは今回の調査からも見えてくる「前向きな姿勢」にあるのかもしれない。



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