子育て中の夫婦、「夫婦二人きりの時間」の価値は……
2009/04/09 07:55
コンビ株式会社は2009年3月26日、幼い子どもを持ち共働きの男女における「夫婦ふたりの時間」に関する調査結果を発表した。それによると、共働き・幼い子ども持ちの夫婦が「二人きりの時間」を用意するのに出せる金額、言いかえれば「二人きりの時間の価値」は平均で1366円という結果が出たことが明らかになった。男女別では女性の方が金額が低く、金銭的な勘定ではドライであることもうかがわせている(【発表リリース、PDF】)。
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今調査は末子の年齢が0歳から4歳の子どもを抱える「共働き」の男女516人を対象に2009年3月に行ったもので、男女比は1対1。年齢階層比などは非公開。
子どもが生まれると、とかくその世話で特に母親は付きっ切りとなり、夫婦二人きりの時間が持ちにくくなる。今調査結果でも「減った」という人が9割ほどを占めている。恐らくは「子どもとの時間」にシフトしたのだろうが、仕方ない話であるとはいえ、時には寂しさを感じることもあるだろう。実際に「子育て中でも夫婦二人きりの時間は必要」と考えている人は6割近くに達している。
それでは仮に、配偶者と二人きりの時間を確保できるとしたら、1時間あたりいくらまでなら出費しても良いと考えているだろうか。平均すると1365.68円という結果が出た。
「妻(夫)と2人きりの時間」を確保するために、1時間いくらまでなら出費しても良いと思いますか(時間/円)
全体では1365円程度だが、男女別で見ると男性が1500円近くを提示しているのに対し、女性は約1250円。時間あたり250円程度の差が生じていることになる。これまでにも【メールの無視度で分かる男女の愛情の差!?】など、恋愛感情において女性が男性よりドライな感性を持つことがデータにかいま見られるが、ここでもまた「250円」という具体的な金額でその一辺が見て取れる。
ただ、今件の場合は単純に「ドライ」云々ではなく、具体的な手法(ベビーシッターに預ける、祖父母にお願いする)などをイメージした上で、金額をはじき出していることも考えられる。その場合、育児に疎い男性の方が、いわゆる「相場」から外れた計算をしているのかもしれない。
いずれにせよ、男女とも色々と忙しい幼児の子育ての間に得られる「二人きりの時間」。実際に想定してもらった想定相場には250円ほどの開きがあるが、お互いにとってはまさに「プライスレス」な時であることに違いはあるまい。
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