「実在しないけど大人気」「驚くべきペースでファンをとりこに」内閣府の海外向け広報誌で「初音ミク」紹介
2009/04/08 19:45


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「Virtual Idol」初音ミク紹介ページ
紹介されているページは全部で見開き2ページ。大見出しで「Virtual Idol」(バーチャルアイドル)の文字が躍り、ほぼ中央に初音ミクのイラスト、そして左中央部から下部にかけて説明が行われている。その本文の冒頭部分では「初音ミクは人気アイドル歌手、けれども彼女は現実には存在しない。ミクはボーカロイド2と呼ばれる歌曲合成システムから生まれた、架空のキャラクタだ」と解説。さらに「楽曲と歌詞を入力することで利用者がオリジナルの歌声を生成できる画期的なソフトウェア」と、ソフトとしての「初音ミク」そのものの仕組みを紹介。
「初音ミクの成功はソフトウェアの操作性、オリジナルでリアルな歌声による曲を作れることにある」
「鏡音リン・レンや巡音ルカなどもあわせ、インターネット上で創造されたキャラクタたちによる新しいビジネスモデルである」
などと説明している(一部意訳あり)。
YouTubeなどの動画共有サイトに掲載されているボーカロイドたちの動画を見ると、製作者はまだ日本人が多数を占めているものの、コメント欄には多数の外国の人たちの姿も見受けられる。既存アニメや漫画のキャラクタと勘違いしている人も多いが、それがソフトウェア上の歌声合成ソフトによる歌で、登場しているキャラクタもイメージキャラクタであることが分かると、二度驚くことも少なくない。
アニメや漫画とはまたちょっと違った立ち位置にある、新しい時代の「日本発のアイドル」。彼女らに世界はどのような動きを見せるのだろうか。
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