「こんなものいらない!」携帯電話で無くても良い機能・サービスのトップは!?
2009/04/03 03:55
マイボイスコムは2009年3月24日、携帯電話の価格と機能に関する調査結果を発表した。それによると、今後携帯電話を購入する・買い換える際に「機能・サービスの充実よりも価格の安さを重視する」と答えた人が、「価格が安くなるのなら無くても良いと考えている」サービス・機能のトップにはメッセンジャー・チャットなどのテキスト・コミュニケーション系の機能がついた。ほぼ数字を同じくし、PDFビューアーなどのビジネス系機能、歩数計機能、テレビ電話機能などが高い値を示している(【発表リリース】)。
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今調査は2009年3月1日から5日の間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万5628人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代37%・40代29%・50代以上19%など。
直前の記事で「7割以上の人が携帯電話を買い換える際には、機能・サービスの充実よりも価格の安さを重視する」という実態について触れた。それではそれらの人たちは具体的に、どのような機能やサービスについて「安くなるのなら無くても良い」と考えているのか。言い換えれば「この機能やサービスは対価を支払うに値しない」(と回答者自身が考えている)のか。トップには「メッセンジャー・チャットなど」の文字列を使ったコミュニケーション機能がついた。その割合、実に8割近く。
価格が安くなれば無くても良い機能やサービス(機能・サービスの充実よりも価格の安さを重視すると回答した人限定)
トップからわずかにポイントを下げているものの、オフィス系のビジネスソフトファイルを読み込める機能、歩数や消費カロリーなどの健康系測定機能、そしてテレビ電話機能が上位を占めている。これらの機能は必要な人には大変ありがたいものだが、多くの人には「無くても構わない」「一度も使う機会が無い」類のものといえる。これらの機能はすべて7割以上の人が「要らない」と回答しており、ニーズとしては低レベルであることが分かる。
今やほとんどのコンビニや交通機関で導入されている「おサイフケータイ」、ゲーム機並みの再現能力を発揮している「アプリ(娯楽系機能)」、パソコンのサイトを比較的不自由なく閲覧できる「フルブラウザ」も、約6割の人が「安くなるのなら要らない」と回答しているのには驚くばかり。
ネット機能、
そしてデジカメ。
+実用性アプリが
使えれば
言うこと無し。
そのように考えると、もっとも重要視されている機能は「メール機能(文字のみ)」、そして「カメラ機能」「iモード機能」などとなる。マルチメディア系の機能は、半ば頃になってようやく「音楽再生機能」が入るが、それまではすべて「インターネット機能付携帯電話」レベルのものに収まってしまう。
案外【分かりやすいデジカメ機能を搭載したシンプルケータイ「らくらくホン ベーシックII」登場】で紹介したような、初心者向け・高齢者向けのシンプルな機能を持つ(しかも搭載されている機能そのものは高性能)携帯電話のニーズは、これからますます高まるのかもしれない。
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