プライベートブランド商品、もっともよく買うものは……!?

2009/04/02 07:40

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プライベートブランドイメージネットリサーチのディムスドライブは2009年3月31日、プライベートブランドに関する調査結果を発表した。それによると、スーパーやコンビニエンスストアで購入するプライベート・ブランドとしてもっとも多いのは「お菓子」であることが明らかになった。プライベートブランド購入者の中では5割近くの人が、よく購入すると回答している。その他飲料やインスタント食品、パンなど「身近でお安い軽食系の食品」が、プライベートブランドでは頼られているようだ(【発表リリース】)。



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今調査は2008年11月26日から12月11日までの間、インターネット経由で行われたもので有効回答数は1万1236人。男女比は50.5対49.5で、年齢階層比は30代がもっとも多く32.6%、ついで40代の30.7%、50代の16.0%など。

【牛乳、食パン、レトルトカレー……プライベートブランド商品、躍進中】でも解説しているように、プライベートブランド(PB)とは小売店業者やそのグループ、さらには複数の業者による販売組織体がメーカーと共同で開発し、小売店自身のブランド名をつけて発売する商品。基本的にその小売店業者の関連店舗でしか購入できない。その対義語として存在するナショナルブランド(NB)は、メーカー自身が開発し、どこでも手に入る商品。

PBは主に「割安感」が、NBは「高級感」「信頼感」「安心感」が前面に押し出される。最近では景気後退による可処分所得の減少(要は「財布のヒモがキツくなった」)や、資源高騰などによる食品価格の値上げを受けて、割安感が光るPBに注目が集まりつつある。特にコンビニやスーパーなど身近な小売店が積極的にPBを展開し、集客アイテムとして活用しつつあるのが目立つ。

それでは具体的に、どのようなプライベートブランド商品を手にするのだろうか。高頻度で購入する種類について複数回答で尋ねたところ、もっとも多かったのは「菓子」で44.9%に達していた。

プライベート・ブランド商品でよく購入する物
プライベート・ブランド商品でよく購入する物

元々プライベート・ブランド自身がそれらの商品をメインに展開していることもあるが、「菓子」をはじめ「飲料」「インスタント食品」「パン」など、軽食系の商品が上位を占めているのがわかる。また、調味料やトイレットペーパー、洗剤など「身近な商品で生活には欠かせないが、ブランド品である必要性がさほど感じられない・優先順位が低い」ものが多くの数字を得ている状況が見て取れる。

これらの商品種類は「安いし、そういやこれが切れていたな」と「ついで買い」を誘発するのには欠かせないものばかり。さらに値段が安いとなれば「今すぐに必要ではないけれど、せっかくだから」とつい手が伸びてしまう。プライベートブランドは単に安いだけでなく、「日常生活に身近な商品で、だからこそついで買いをしたくなる」のが隠れた特徴なのだろう。



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