お国のおスミ付き「燃費の良い車ランキング」トップはやはりあの車

2009/04/01 19:55

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トヨタ・プリウスイメージ国土交通省は2009年3月31日、2008年におけるカタログ燃費ランキングベスト10を発表した。それによると、2008年末時点で販売されている自動車の中でもっとも燃費の良いガソリン自動車は、小型・普通自動車の分野(MT車除く)では【トヨタ自動車(7203)】プリウスで35.5km/リットル、軽自動車では【ダイハツ(7262)】ミラが27.0km/リットル(いずれも法令により定められた走行パターンである「10・15モード」で走行)でトップとなった(【発表ページ】)。



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国土交通省では、自動車ユーザーの省エネルギーへの関心を高めるとともに、燃費性能の優れた自動車の開発・普及を促進するため、毎年、燃費の良いガソリン乗用車のベスト10を公表するとともに、「自動車の燃費性能の評価及び公表に関する実施要領」に基づき、自動車の燃費性能を評価して【自動車燃費一覧】として公表している。今回の燃費ランキングもそれに従った発表。 

2008年普通・小型自動車燃費ベスト10(MT車除く)(km/L)(HEV:ハイブリッド車)
2008年普通・小型自動車燃費ベスト10(MT車除く)(km/L)(HEV:ハイブリッド車)

2008年軽自動車燃費ベスト10(MT車除く)(km/L)
2008年軽自動車燃費ベスト10(MT車除く)(km/L)

このようにして見ると、あらためてハイブリッド車の燃費の良さが確認できると共に、軽自動車は上位の燃費にほとんど差がないことも分かる(グラフの縦軸をあえて0-30にしたのはそれを確認するため)。また燃費だけで考えると確かにハイブリッド車のよさが際立つのだが、各車両の本体価格や利用スタイルを考慮すると、一概に「ハイブリッドが何でもナンバーワン」とは言い切れない。さらに実際の燃費(つまり法定に定められた走行パターンでなく、利用者の運転スタイルによる燃費)まで考慮すると、小型自動車や軽自動車の上位陣もなかなか捨てがたい魅力を持つことが確認できよう。

さらに今調査結果は2008年末までの話。2009年2月にリニューアルの上発売が始まった[ホンダ(7267)]のインサイトをはじめ、燃料価格の高騰に伴い各社が相次いで展開している「燃費の良い自動車」のデータが反映されていない。各社とも今後次々にハイブリッド車をはじめ、好燃費の車を展開することは容易に想像できるため、来年のランキングがどのような顔ぶれになるか、燃費そのものの値と共に今から楽しみである。



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