【更新】キャラ弁に対抗!? 食べるのがもったいないカップケーキたち
2009/04/01 19:40
【見た目も味も楽しくいこう! 「キャラ弁」コンテスト開催中】や【フタを開けたらキティちゃん! サンリオがキャラ弁コンテスト・携帯電話からも応募可能】などでも解説しているように、日本ではお弁当に漫画やアニメなどのキャラクタをデザインする「キャラ弁」なるものが流行っている。「金太郎アメ」もコンセプト的には似ているし、芸術的な観点では和菓子のこじんまりとした美しさは世界屈指のものであるとの話もよく耳にする。しかし「食べ物を過剰なまでに楽しくデザインする」という技術は何も日本だけのものではない。【Toxel.com】では欧米ではオーソドックスなお菓子の一つ、カップケーキに驚くほどの装飾を施した品々を紹介していた。「なかなかやるな、海外の人も」と思わせるものばかりなので、ここでいくつ紹介してみることにしよう。
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レゴなカップケーキ
まずは欧米の人たちが三度のメシより大好きなブロックのおもちゃ、レゴを形どったカップケーキ。元々四角いレゴをどうやってカップ型にイメージするのかと思ったら、こういう手があったとは。【元ページ】によると、レゴが大好きな友人の25歳の誕生日を祝うために創ったとのこと。こんなカップケーキを用意されたら、どんな高価な誕生日プレゼントよりも喜ぶに違いない。
iPhoneなカップケーキ
続いてiPhone(のボタンの形をした)カップケーキ。先のレゴカップケーキが丸い部分の内側におさめる形で四角い形を作っていたのに対し、iPhoneカップケーキでは上部に無理やり四角い造形を乗せている。カップケーキで無くともクッキーでも良いような気もするのだが、それを聞くのは野暮というもの。
プードルカップケーキ
次はプードルなカップケーキ……というよりこれはもう芸術の粋に達している。[元ページ]によると元々この作者はプードルが大好きで、このカップケーキもそれが高じてのもの。フォンダン(砂糖の液体を冷やし、かく拌して白いクリーム状にした糖衣)を使ってプードル部分を作ったとのこと。いかに作者本人がプードル好きかがあらためて分かる一品。
ゲーム関連のカップケーキ
ゲーム好きのゲームへの想いは世界共通。上の【マリオカップケーキ】制作者は「よくゲームをプレイしなおしてからもう一度作り直したい」と愚痴をこぼしている。下の【パックマンカップケーキ】では「パックマンに目が無いのは分かってるけど、自分の芸術的な解釈としてはここに目があるんだッ!」と力説している。それにして、『パックマン』のゲームの地の色である黒を表現したいのは分かるけど、この色のカップケーキはちょっと(笑)。
ハンバーガーカップケーキ
最後に紹介するのは、ある意味正統派なキャラ弁ならぬキャラカップケーキ。これまでのカップケーキがどちらかといえば「上部に色々乗せて自己主張」していたのに対し、これはカップケーキ全体で表現しているのが新しい。もっともこれを「カップ」ケーキと呼んでよいのかどうかとなると少々微妙(笑)。
【製作者のブログ】にはお菓子の写真とお話が満載。お菓子作り大好きの人のようで、このハンバーガーカップケーキ以外にも実に多種多様なカップケーキの写真が寄せられている。
元記事には他にもビリヤードやアイスクリーム、ゴルフやWii、文房具やスペースインベーダーなど実にさまざまなデザインのカップケーキが連なっている。どちらかという「カップケーキ」というよりは(色のケバさなどもあわせ)「粘土細工」に近いものも多く、見るのは楽しいけど口にするのはもったいないし、ちょっと腰が引けるかも、というのもらちほら。
また、何人かの作者の元ページである【Flickr】からカップケーキを検索すると、それこそ雨後の竹の子のように千差万別の「素敵な」カップケーキを見出すことができる。日本の「キャラ弁」が海外で話題になっても比較的好意的に受け止められているのは、このような「似たもの同士」の文化があるからなのかもしれない。
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