【更新】「ネットも1日1時間」!? プライベートなインターネット時間は1日1時間台が最多
2009/03/29 10:10
情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは2009年3月26日、インターネット上で使われている独自表現(インターネットスラング)に関する調査結果を発表した。それによると、調査母体内ではプライベートでインターネットを使う時間は平均で「1時間台」と回答する人がもっとも多く、全体では約3割を占めていることが明らかになった。とかく多忙を極める現代において、インターネットが「自分の時間」の中でかなりの重きが置かれていることが分かる([発表リリース])。
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今調査は2009年3月14日から3月18日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は436人。男女比は53.9対46.1で、年齢階層比は20代37.4%、30代28.2%、40代34.4%。
今調査ではネットスラングへの回答がメインだが、同時にプライベートなインターネットへのアクセス時間も問われている。そこで、まず「プライベートでインターネットにアクセスするか否か」を尋ね、アクセスする人だけを対象にしたのが次のグラフ。
プライベートでインターネットを使う時間(一日あたり、使う人限定)
「1時間台」がもっとも多く31.9%、ついで「2時間台」の19.3%。上位3項目をあわせた「3時間未満」で6割を超えており、大体がこの時間帯に収まっていることが分かる。また、男女別では女性の方が多少長い傾向にあるが、これは男性よりも女性の方が就職率が低く(女性は専業主婦の可能性がある)その分プライベートに使える時間が長いことが影響しているものと思われる。また、年齢を経るにつれて利用時間が減っているのは、「仕事が多忙になる」「インターネットそのものへの興味関心が薄れる」の2つの事由によるものと思われる。
一方、「プライベートでインターネットを使う事はない」と回答した、つまり「使う時間はゼロである」とした、全体の中で10.8%の人も反映させたのが次のグラフ。この調査自身インターネット経由で行われており、「それではこのアンケートには『仕事』で答えたの?」という疑問がわいてくるが、ここではそれを考慮せずにデータをそのまま反映させることにする。
プライベートでインターネットを使う時間(一日あたり、全体)
「ゼロ」の人の割合は性別・年齢階層別であまり違いが無いため、全体的な傾向をくつがえすほどの影響力は無い。やはり「若年層・女性の方が長時間プライベートでインターネットを使う」傾向に変わりはないようだ。ただ、データそのものとしては、「使わない人」も含めたこちらの方が、有益なデータであることに違いはない。
本文中でも触れたが、有職者とそうでない人、専業主婦などのことを考慮すると、男女別・年齢階層別以外に、職のあるなしの区分もした方がデータとしてはより有意義になる。さらに、平日と土日に分けた方が一層興味深い結果も出るだろう。今回の結果は、あくまでも「平均的」な一事例として受け止める程度のものでしかない。
それでも「プライベートのネット利用は一日平均1時間台が最多」「使わない人も含めると3時間未満で7割近く」という結果は、覚えておいて損はない数字といえよう。
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