カップめん 選ぶときには 何重視? 「味」と「価格」が すべてを決める

2009/03/25 12:00

このエントリーをはてなブックマークに追加
カップめんイメージマイボイスコムは2009年3月24日、カップめんに関する調査結果を発表した。それによると、購入するカップめんを選ぶ際に、重視するポイントとしては「味」がもっとも重要視され、次に「価格」に重きが置かれる傾向があることが明らかになった。メーカーや容量、ブランドなどよりはるかに同意票が多く、カップめん愛好者には何より「味と値段」が大切であることがあらためて確認できる(【発表リリース】)。



スポンサードリンク


今調査は2009年3月1日から5日の間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万5584人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代37%・40代29%・50代以上19%など。

この一、二年の資源高に伴う食料品の値上げの動きの中で、元々価格が安く「簡単に作れて安上がりの食事」の筆頭に挙げられるカップめんは、ますます(その価格において)注目を集めるようになった。半ば日本発祥の食文化ともいえる「カップめん」、その元祖の国たる日本国内において、消費者の立場から見てどのような要素が重要視されているのか、興味深いテーマではある。

カップめんを購入する際に重視するポイント(3つまで複数回答)
カップめんを購入する際に重視するポイント(3つまで複数回答)

トップは「味」で実に8割を超えた81.0%。5人に4人以上は「味が大切」と考えていることになる。10ポイントほど下がるが「価格」も同意者数は多く71.5%。この2要素が大きく他の項目を抜きん出ている。

カップめんでは
ネーミングや広告
「有名店プロデュース」
などの効果は
ほとんどない?
インスタントラーメンイメージそれ以下の項目になると、「スープ」や「麺」のようにカップめんならではのもの、「メーカー」「容量」「具材」のように食材全般に共通する項目、そして「具材」「調理のしやすさ」などがあがる。時々懸命にセールスプロモーションをしているところも見受けられる「ネーミング」「広告イメージ」「有名店のプロデュース」などは誤差の範囲でしかなく、多くの人は「選択の際には関係ナシ」と思っていることが分かる。まずは「味」、そして「値段」なのだ。

この2項目「味」「値段」はカップめんに限らず、ほとんどの食材において共通の重視ポイント。しかしシンプルで手軽な食材であるカップめんにおいては、いやむしろだからこそ、その「大原則」が大きくクローズアップされ、選択の際に重点を置かれるのだろう。

やや意外なのは、価格の安さが特徴の一つである「カップめん」においても、「味」を求める声の方が「価格」よりも大きかったこと。「カップめん」の世界でも「安かろう悪かろう」では、多くの人から末永い支持を受けることはかなわない、ということだ。



スポンサードリンク



このエントリーをはてなブックマークに追加
▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー|Twitter|FacebookPage|Mail|RSS