団塊世代の「自分が自由にできる」お金は月平均3万8500円

2009/03/25 07:10

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団塊世代とお金イメージネットマイルは2009年3月24日、団塊世代の意識調査の結果を発表した。それによると、調査母体の団塊世代において、1か月に自分の自由に出来るお金(お小遣い含む)は平均で3万8481円であることが明らかになった。男女別では男性が女性と比べて2万円ほど多く、団塊世代では女性の方が金銭的な自由度が低いようにも見受けられる([発表リリース、PDF])。



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今調査は2009年3月12日から3月13日にかけて行われたもので、有効回答数は400人。55歳-64歳までを対象とし、男女比率は1対1。年齢階層は55-57歳が32.8%、58-60歳が35.0%、61-64歳が32.3%。

貯蓄や消費、家族のための出費など、自分自身があまり関与できないお金とは別に、自分の趣味趣向をはじめ、いわば「フリーハンド」なお金は(たとえ一人暮らしでも)さほど多くはない。どちらかといえば財布に一万円札がぎっしり詰まっていそうなイメージのある、団塊世代におけるお小遣いを含めた「自由にできお金」はどれくらいなのだろうか。平均では3万8481円と、4万円近い額を示していた。

団塊世代の「一か月につき自由に出来るお金」の額
団塊世代の「一か月につき自由に出来るお金」の額

男女別では男性の方が女性と比べて2万円以上も額が大きい。調査母体がたまたま片寄っていた可能性は否定できないが、それでも男女間には大きな隔たり(具体的には一万円札2枚分)があることが分かる。

また、年齢階層別では58-60歳の割合が他の年齢階層と比べて1万円ほど高い傾向が確認できる。定年退職期という点では他の階層とあまり変わらず、理由は分からないが、同じ資料の別項目「へそくりの額」を見ると58-60歳の層における「500万-1000万円」「1000万円以上」の人の割合がやはり58-60歳において多いことが確認できる。たまたま今回の調査母体では、58-60歳の層に比較的経済上余裕がある人が集まった可能性が高い。

ともあれ、団塊世代の「自由に出来るお金は一か月あたり4万円近く」。この世代に相当する人はもちろんのこと、同世代を対象に色々なサービスを考えている人は、この相場を頭に入れておいた方が良いだろう。



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