「インサイトは女性が支えている」!? プリウスとインサイト、それぞれに大きく異なる支持層とイメージ
2009/03/24 05:35


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今調査は2009年3月3日から3月5日の間、自分専用の自動車を保有している20代-50代の男女合わせて500人に携帯電話経由で問い合わせたもので、有効回答数は500人。男女比は1対1、年齢階層比は非公開。
一時期の原油・ガソリン価格の高騰で「燃費のよい自動車」の筆頭として注目を集めるようになったハイブリッド車。「ハイブリッド(自動)車」とは言葉通り、複数(ハイブリッド)のエンジンを動力として走る自動車を意味する。通常の自動車はガソリンエンジンのみだが、ハイブリッド自動車は(現行ではそのほとんどが)ガソリンエンジンと電気モーターの組み合わせで走る。ブレーキをかける時などの運動エネルギーを電気に替え、その電気をバッテリーに充電。通常走行時にはモーターを動かしエンジンを補助する仕組み。
エンジンによる回転エネルギーを電気にも変換するので、基本的に通常の自動車同様ガソリン以外の給油・充電は必要ない。ただし構造が多様化する(ガソリンエンジン以外にバッテリーやモーターなどが必要)ため、どうしても本体価格が割高になってしまう。また最近ではバッテリー充電を外部電源で行い、モーターの役割の割合を大きくするプラグイン・ハイブリッド方式のハイブリッド自動車も登場している。
ハイブリッド車としては先行・知名度がもっとも高いプリウスと、最近富に話題を集めているインサイトの違いは、発売元はもちろんだが、「プリウスが電気モーター部分の依存が大きいため、充電の機会が多い都心部(止まったり走ったりする場面が多い)では燃費が良くなる」「インサイトは省エネのエンジンがメインなので、長距離を一気に走る場面では燃費が良い(充電電池で稼動の補助をする電気アシスト自転車のようなもの)」などの違いがある。また、プリウスが電気モーターのみの走行がある程度は可能なのに対し、旧タイプのインサイトはそれが出来ない(新タイプは可能)。
その2車について、単一回答式で「どちらが好みか」を尋ねたところ、男女間で極端な結果が出ている。

「プリウス」と「インサイト」のどちらが好みか

また、「プリウス」「インサイト」それぞれにおいて、イメージとして合致するものを複数回答で尋ねたところ、「プリウス」は技術面をはじめとした「本体の性能」や先行商品ならではの安心感、「インサイト」はコストパフォーマンスの良さや概念的なイメージでプリウスに勝っている様子がうかがえる。

「プリウス」と「インサイト」のイメージ

購入者の立場にすれば、どちらが良い、悪いではなく、利用者それぞれのニーズや好き嫌いを十分に吟味した上で、もっとも自分にあった車種を選びたいものだ。買ってすぐに使い捨て、ではなく、長年愛用する「相棒」となるのだから。
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