【更新】キレイだけど落ち着けない、未知の体験が出来るトイレ
2009/03/23 06:40
先の【観ているだけで和んでしまうエレベーターたち】で参照元にした【Toxel.com】には、世界各地の「目を見張るような広告のお話」が掲載されていて、「こんな表現方法もあったんだ」と感心させてくれると共に、純粋に心の底から楽しませてくれる。今回は先の記事のチェックの際に目に留まった、日本で行われていた広告の手法を紹介しよう。題して【缶コーヒーのプロモーション用にデザインされた、スキージャンプなトイレ(Ski Jump Toilets in Japan promote Canned Coffee)】。
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便座に座るとそのままスキージャンプの体制を体感できるトイレ
ぱっと見で分かるように、トイレの四方はジャンプ台の上から見た情景で、トイレの床にはスキー板が描かれている。前方にはスキージャンプ台の下り坂(スロープ)がずっと先まで見えるような描写。便座に座ると、そのままジャンプ台の頂上から飛び出す直前の、中腰のような姿勢でいる状態を体感できるというあんばい。
スキージャンプの体験がこんなところで出来るとは(笑)
説明によると、これはコカ・コーラが缶コーヒーの【ジョージア・マックスコーヒー】そのものの告知、あるいは新設されたサイトへの誘導を狙ったものだという。便座の後ろ部分(座ると背中に当たる壁)には、マックスコーヒーの宣伝ポスターが配されており、このトイレがマックスコーヒーの宣伝によるものだということが分かる(スキー板そのものやトイレットペーパーのケースにも宣伝が描かれているようだが、内容の確認が出来ない)。
この「スキージャンプトイレ」、国内主要スキー場の公衆トイレで展開されたもので、ウェブ上では[長野県の斑尾高原スキー場]で確認できる。また、この広告を手がけた「TUGBOAT」という会社は、電通出身の岡康道氏・川口清勝氏・多田琢氏・麻生哲朗氏が独立して作り上げたところで、数多くの広告を担当しているとのこと(構成員の一人、岡氏のプロフィールを[2007年の佐賀総体の紹介ページで見ることができる])。
当方は元々アウトドア派ではなく、ましてやスキーなどしたこともないしするつもりもないので(笑)、こんなトイレに遭遇する機会はまったくありえないのだが……仮にトイレの扉を「開けると」こんな世界が「開けて」いたら、口をあんぐりと「開けた」まま、立ち尽くしてしまうに違いない。
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