メークする女性の理由は歳の差が。若きは「自分に自信を持ちたい」

2009/03/18 06:45

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女性のメークイメージポーラ・オルビスグループのポーラ文化研究所は2009年3月17日、女性を対象に行ったメークに関する調査結果を発表した。それによると、ふだんの生活でメークを行う理由として、年齢階層別に大きな違いがあることが明らかになった。主に若年層は「自分に自信をもちたい」ため、中堅層以降になると「紫外線から肌を守りたい」ためがトップについている。切り替わりの年齢層が20代後半から30代前半にあるあたり、お肌の実状にマッチした結果ともいえよう(【発表リリース、PDF】)。



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今調査は2008年8月にインターネット経由で首都圏に在住する15歳から64歳の女性に対して行われたもので、有効回答数は1500人。年齢階層は15-19歳、20-24歳、25-29歳、30-34歳、35-39歳、40-44歳、45-49歳、50-54歳、55-59歳、60-64歳で均等割当。

今調査では「メークの平均時間は17.5分」「一か月のメークアイテム平均投資額は2250円」など興味深い結果が出ており、(詳しくは機会をあらためて解説するが)特に若年層にメークを好む傾向が見られる。それではそれぞれの年齢層において、ふだんの生活でメークをする主な理由は何だろうか。具体的な割合までは公開されていないが、各年齢層における「理由の上位」をリストアップしたのが次の表。

ふだんの生活でメークをする上位理由
ふだんの生活でメークをする上位理由

10代・20代前半までは「自分に自信をもちたい」がトップについているが、25-29歳になると「紫外線から肌を守りたい」が上位に上がってくる。そして30代以降はいずれの年齢層でもすべて「紫外線から肌を守りたい」が最上位につき、不動の地位を占めている。

「自分に自信を」(20代前半まで)

お肌の曲がり角(25-29歳)

「紫外線からの防御」(30代以降)
20代前半までは「メーク」=「自分を飾り立ててさらに上を目指すポジティブ志向の手段」であり、これが30代以降になると「メーク」=「自分の肌を紫外線から守り、これ以上の影響を避ける防御姿勢の手段」にとってかわることが把握できる。また、25歳-29歳が「防御姿勢を優先しなければならないターニングポイント」であり、いわゆる「お肌の曲がり角」であることも見て取れる。メークの理由の変化にも、女性の肌の変質の傾向が現れるあたり、非常に興味深い結果ともいえよう。

なお、50代後半以降になると「気持ちを変えたい」という回答が登場する。今までの自分とは違った「別の自分」を演出したいという心境(変装願望に近い?)が、高齢者のメークには隠されていることもここで認識しておく必要があるのかもしれない。



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