実際お金はたまるかな? やったことがある「つもり貯金」ランキング
2009/03/18 06:35
検索エンジンgooにおいて実施されていた【やったことがある「つもり貯金」ランキング】の結果発表が行われ、第一位には「ペットボトル(お茶)を買ったつもりで、自宅から水筒を持参」がついた。身近な日常生活から貯金の機会を設けようという観点では、非常に合理的かつ実践的な方法といえる。
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景気動向が厳しくなるとともに、将来への不安が高まる昨今においては、「未来への備え」となる貯金をいかに賢く行うかに注目が集まっている。貯金のノウハウは山ほどあり、その中でもよく行われているのが「つもり貯金」。要は「-したつもり」になってその行動自身はあきらめ、その行動に消費したはずの予算を貯金しようというもの。「人生は常に等価交換」という言葉にもあるように、「何かを差し出して代わりに何かを手に入れる」という観点においては、実に合理的な考え・やり方といえる。
その「つもり貯金」でトップについたのは「ペットボトル(お茶)を買ったつもりで、自宅から水筒を持参」するというもの。飲料メーカーからは「そんなことせずに自社商品を買ってくれ」と嘆く声もきこえてきそうだが、当人からすれば1日150円前後は節約できる計算。これが一か月蓄積されるだけで5000円程度の貯金ができる計算。
第二位には「お釣りがなかったつもりでお釣りを貯金」。これはすでに実践している人が多いかもしれない。財布の中にたまりやすい小銭を逐次貯金箱に移すクセをつければ、おサイフがパンパンにふくれ上がる醜態も防げる。
第四位は「電車に乗ったつもりで徒歩移動」。これは単に貯金手法としてだけでなく、健康の維持のためによく目標値として掲げられる「1日1万歩は歩行する」ことを実践するために行われることも多い。そもそも論として、電車通勤・通学をしていなければ出来ない方法だが、気軽に誰でも出来る方法としてオススメ。
第三位の「外食したつもりで自炊」をはじめ、10位中には飲食関係が5つも入っており、いかに飲食方面で消費がセーブされる傾向にあるかが把握できる。また「外食」「CD」「雑誌」「新刊」など、代替手段で我慢する項目を見ると、いずれも現在苦戦している業界・セクターばかりで、複雑な気分になるのも事実。「節約する」「その分野の需要が減退」「さらに景気後退」「さらに節約」という悪循環に陥るのかも、というのは考えすぎだろうか。
なお【ペットボトルをプラスαな道具にするアイテムたち】でも解説しているが、「一度使ったペットボトルの再利用」は、関連団体では勧めていない。特に水筒などとして使うことは衛生上・安全上の問題があるとの見解だからだ。「つもり貯金」としてはややつもり度が減ってしまうが、ペットボトルの再利用よりも水筒を使った方が無難かもしれない。
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