【更新】外食ひかえて交際費落として外出ひかえて……景気後退が導く「内こもり」状態
2009/03/14 09:35


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今調査は2009年3月5日から3月10日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は455人。男女比は56.4対43.6で、年齢階層比は30代23.8%、40代31.5%、50代44.4%。調査内容に考慮してか、20代の若年層は回答対象外であることに注意する必要がある。
昨年9月の証券銀行リーマンブラザーズ破たんがもたらした金融市場、そして世界経済全体に及ぼしている影響は底知れず、ただでさえ進行していた「金融(工学)危機」をさらに加速・深刻化させる事態となった。それらは実体経済にも深い影を落とし、景気後退は一挙にフルスロットル状態となり現在にいたっている。
出費をひかえるようになった人は
全体の61.2%に達する
そしてその61.2%に対し、何をひかえているのかについて、主に外での活動に関する選択肢を用意して複数回答で尋ねたところ、例えば外食については61.1%の人が「ひかえるようになった」と回答していた。これを調査母体全体の割合で計算すると37.4%(61.1%×61.2%=37.4%)になる。このように、全選択肢について「調査母体全体に占める割合」を算出したのが次のグラフ。

不況ニュースが相次ぐなか、どんな出費を控えているか(調査母体全体に占める割合)
調査母体全体の4割近くが「外食をひかえる」と答えており、これは男女・年齢階層別でもさほど違いは無い。また、全般的に女性よりも男性の方がさまざまな生活様式においてひかえる傾向が強く、若年層が交際費を抑えがちなのに対して高齢層はむしろ日常の買い物において「質より値段」を重視する傾向が見られるのが分かる。このデータを見る限り、女性よりも男性、高齢者よりも若年層の方が、「内こもり」「巣ごもり」する傾向が強いようだ。
若年男性に多い?
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