花見で一番口にする料理、サンドイッチでもから揚げでも無くて……

2009/03/12 07:10

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花見イメージ楽天リサーチは2009年3月10日、お花見に関するインターネット調査結果を発表した。それによると、調査母体の中ではお花見の際にもっともよく食べる料理は「おにぎり」であることが明らかになった。手軽に作れて持ち運べ、しかもさまざまなバリエーションが用意できるなど、柔軟性の高いところが受け入れられたのだろう(『発表リリース』)。



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今調査は2009年2月23日から24日、インターネット経由で20歳から69歳の男女に対して行われ、有効回答数は1000。男女比は1対1、年齢階層比は20代・30代・40代・50代・60代で均等割当。

お花見は花を愛でることが本来の目的だが、半ば以上それは大義名分化し、春の様相を楽しみつつ宴会をすることを楽しみとしている人がほとんどなのが実状。そしてその花見で欠かせないのが、さまざまな料理。言葉通り景気付けにもなるだけに、「ごちそう」を期待せずにはいられない。しかしその一方、野外で食べるという状況から、「手軽に持ち運べる・つまめる」という要素も欠かせない。花見の場で、出張シェフにフランス料理のフルコースを注文してたしなむ人などいるはずもない。

それでは具体的に、お花見で良く口にする食べ物にはどのようなものがあるだろうか。もっとも多くの同意を得たのは「おにぎり」で、実に3割以上の人が回答していた。

お花見でよく食べるもの
お花見でよく食べるもの

花見でおにぎりイメージ選択肢に「おにぎり」と同じくらいメジャーなはずの「お稲荷さん」が無く、個人的には非常に不満なのだが(笑)、好き嫌いがほとんど無く、腹持ちも良く、冒頭でも触れたように具でさまざまなバリエーションを設けることができる「おにぎり」がトップにくるのは、ある意味当然といえる。

次いで上位に来ているのは「から揚げ」。「おにぎり」が主食なら、「からあげ」はおかず・惣菜のベストなポジションにある、ということになる。老若男女を問わず皆に愛され、【「お弁当に入っていると嬉しいおかずランキング」第一位はやっぱり偉大なる「鶏の唐揚げ」】でもトップについているだけのものはある。

第三位以降の「焼きそば・たこ焼き」「お菓子」「おつまみ」なども、いかにも宴会向け食材ばかりが上位に来ているが、花見の会場でよく見受けられる屋台で購入できる食品がいくつか目に留まる(棒グラフが赤の部分)。持込みが難しいもの、温かいものなどが多く、花見でも重宝されがちだが、これらは同時に普通のお祭りでもよく見かけるもの。お花見もまた、「お祭り」の一つであることが再認識できよう。ただ、サンドイッチはともかくとして、ピザやハンバーガーがそれなりの同意を得ているあたりは、「今風らしい」ともいえるのだが。



ちなみにこれら食材の手配方法としては、もっとも多いのが「スーパーで当日買出し」、次いで「参加者の持ち寄り」「近くのコンビニで当日買い出し」「お花見会場の露店で購入」などの順になっていた。料理が得意な人が参加メンバーに居ればお手製の料理を持参してもらう方が情緒があってよさそうなものだが、実際には合理性を優先して買い出しに頼る人が圧倒的に多いようだ。

また、出前やデリバリーサービスを利用し、現地に届けてもらうという回答も見受けられた。便利であると同時に、面白い手立てともいえよう。



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