一人暮らし 賃貸住宅選ぶとき もっとも大事は 「毎月の家賃」
2009/03/11 07:00
ネットマイルは2009年3月10日、不動産・住宅物件に関する調査結果を発表した。それによると、調査母体内においては賃貸住宅を選ぶ上で重視したポイントのトップには「毎月の家賃」がついた。賃貸住宅選びには最重要項目を定め、他の項目にはある程度目をつぶることが必要と良く言われているが、その「もっとも重要な項目」はお金の問題にあるようだ([発表リリース])。
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今調査は2009年2月27日から3月2日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は345人。対象は「最近1年以内に賃貸住宅への引越を行った、一都三県の独身者単身世帯」であるため、全員が未婚。つまりは「関東地域の独り暮らし事情」ということになる。
さてそれでは、その「関東地域の独り暮らし」な人が、賃貸住宅を選ぶ際にどのような点を重視しただろうか。複数回答で尋ねたところ、もっとも多い同意票を得られたのは「毎月の家賃」で実に76.8%の人が回答していた。5人に4人は「家賃が大切だな」と考えている計算。
賃貸住宅選びで重視したポイント
グラフを良く見ると分かるのだが、ほぼすべての項目において女性が男性を上回る数字を出している。複数回答形式だからいくつ答えても問題はないのだが、ここまで極端な結果が出るのも珍しい。これはすなわち、「一人暮らしの住居においては、女性のリクエストは多い」と見て良いだろう。この傾向は「大学生の」一人暮らしを調査した別機関の調査結果(【大学生 一人暮らしの 家賃額 6万を切る 厳しい現実】など)にも見られたもので、特にこの調査でのみのブレではないようだ。
また、特に女性の回答率が男性より高いものを集めると、
・周辺環境の豊かさ……「日当たり」「地域周辺の環境」
・防犯……「治安」「セキュリティー面」
の3要素で要望が強いことが分かる。前者二つの「環境」への要望は「少しでも心豊かな日常生活を送りたい」という望みから、「防犯」はひとえに女性ならではの不安を解消するためのものであり、どれも納得がいくものといえる。
しかし、女性もトップの「毎月の家賃」へのニーズは男性とほぼ同じ。そしてこれら3要素へのニーズが男性より高いとなると、その分望みの賃貸物件を探すのも大変だろう(何しろ男性よりもハードルが高いのだから)。女性の賃貸住宅探しの苦労がしのばれよう。
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