収入と家族の変化が理由です・「保険の見直し」そのきっかけとは
2009/03/09 04:55


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今調査は2009年2月19日から2月25日までの間、価格.comID登録ユーザーを対象にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は3392人。男女比は86.3対13.7。年齢階層比は非公開。
テレビやラジオなどの宣伝、あるいは生活関連のコラム番組を見聞きすると、保険の見直しを求める話が良く登場する。今調査の調査母体においては(生命・医療保険以外に学資・養老保険なども含めて)一月あたり3万円以上を支払っている事例も多い。金銭的負担も小さくは無く、見直しをすることが収支バランスの調整に役立つ、という意見も理解できる。

現在支払っているひと月あたりの生命保険料の総額(年齢別)
それでは実際に、どれくらいの人が保険の見直しをしたのだろうか。過去3年間に限定して尋ねたところ、全体では3割強の人が見直しを行っていた。中堅層がもっとも多く4割近い値を示している。

この3年間で生命保険の契約を見直しましたか

この3年間で生命保険の契約を見直しましたか(年齢階層別)
若年層と高齢層の割合が低いが、前者は「契約したばかりですぐに見直す必要は無い」、後者は「見直したらかえって保険料が高くなる(高齢者の保険加入は一般的に保険料が高くなるため)」という懸念からのものと思われる。
それでは本題。全体では3割強の「保険見直しをした」人は、何がきっかけだったのか。もっとも多いのは「収入が変わったため」で3割を占めている。

生命保険の契約を見直したきっかけ

生命保険の契約を見直したきっかけ(年齢階層別)
年齢階層別に見ると、世帯持ちになったり子どもが生まれたりなど家族構成が変わり、保険を見直す事例が多い。一方、「収入が変わったため」という理由は30代以降累乗的なカーブを描いて上昇する傾向がある。元資料には「60代以降は定年を迎えるなど収入が大きく減少したため」とあり、これも一理ある(50代から60歳以上の急上昇部分)。ただし50代までは収入の上昇と共に、単なる生命・医療保険の他に、広範囲の視点から将来に備えた養老・年金保険などにも加入する余力が出来たからではないかということが推測できる。
今回は掲載を略するが、理由でもっとも多かった「収入が変わったため」の人たちがもっとも気になる「見直し後の保険料」について、全体では62.6%の人が「安くなった」と回答している。そして意外にも、高齢者ほど安くなったと回答する割合が高い(60歳以上は80.6%にも達している)。

パンフレットを見直したりネット上の比較サイトで検証するのも一つの手だが、今だけでなく今後も考えた上でベストな選択を提案してくれるプロに相談するのも、選択肢の一つといえる。月々に支払う額は多くて数万円だが、保険は10年単位でお世話になるもの。軽んじていると、じわじわとダメージを受けるかもしれないのだから。
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