「自分は盗まれました」と自己主張するノートパソコン向けソフト
2009/03/03 05:30


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「The Retriever」
要は、ノートパソコンの稼動時においてパスワードが正しく入力されないと大音量で「助けて! このノートパソコンは無くしちゃったか盗まれたって報告されてるの!」(第三者向け)「お前は本当の持ち主じゃないだろ、さっさと持ち主に返せ!」(「当事者」向け)という叫び声がスピーカーから発せられる。さらに画面上には「このノートパソコンは盗難品です」のメッセージが表示される。
その上このサービスが「発動」すると同時に、周囲のWi-Fiネットワークをチェック。ノートパソコン自身の現在位置を確認、その上でサービス提供元のFrontdoor Softwareに位置情報を伝えてくれるというものだ(ちなみに通常時でもグーグルマップなどで位置情報の確認が行われるらしい)。
ちなみに価格はソフトと3年間のサポートライセンス付で29.95ドル(約3000円)。各OS用に90日間お試しバージョンが無料で提供されている。
もちろん「叫び」は英語、場所のモニタリングも日本ではないので、日本人の私たちがインストールしても何の意味もない。また、位置情報を第三者に提供しなければならないのは(リスク回避と交換とはいえ)腰が引ける人も多いだろう。また、【トリガー記事のUbergizmo】でも指摘しているのだが、「位置情報はともかく、スピーカーをふさがれたらオシマイでは?」という話もある。
とはいえ、パスワードチェックの回数など配慮する必要もあるだろうが、「ノートパソコンが盗難を受けた時の『対策』の一手」としては、なかなか面白いかもしれない。
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