ケーキにたまご、蒸しパンにカレー……でもやっぱり炊飯器は「ご飯だけ」
2009/03/02 07:40
マイボイスコムは2009年2月23日、炊飯器に関する調査結果を発表した。それによると、自宅にある炊飯器で作ったご飯「以外」の料理の中で、もっとも多かったのは「ケーキ」だった。しかしその一方、炊飯以外に利用したことが無い人は8割以上を占めており、炊飯器でご飯以外の料理を作る人は少数派であることが分かる(【発表リリース】)。
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今調査は2009年2月1日から2月5日、インターネット経由で行われたもので、有効回答数は15419人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代37%、40代30%、50歳以上18%など。
実に多種多様な「炊飯器使用の料理本」が登場する。元々推奨された料理法ではないため、一部の炊飯器では色々と問題が発生する可能性もあるのだが、まるで電子レンジのように多種多様な使い道が生み出されているのが現状。中にはそれらの使い方を炊飯器の標準機能として用意し、「パンや温泉たまご、豆腐が作れます」というオプション機能をうたっているものもあるほど。
それでは実際に、炊飯器保有者はご飯を炊く以外で、どのような料理を炊飯器で作っているだろうか。「ご飯以外に料理を作っている」という回答者の中でもっとも多かった料理は「ケーキ(焼く)」で7.0%に達していた。
ご飯を炊く以外で、どのような料理で炊飯器を使っているか
「ケーキ」からやや数を減らすが、第二位には「温泉たまごなど(ゆで)」、第三位には「蒸しパンや中華まんなど(蒸す)」など、比較的シンプルな料理が名前を連ねている。しかしいずれも回答者は誤差の範囲程度でしかなく、「炊飯器で料理を作ったことがある人」は13.0%でしかない(100%-(作ったことがない85.8%+無回答1.2%))。
炊飯器を使って料理を作ることができれば、料理のレパートリーが格段に広がるのはいうまでもない。しかし同時に、混ぜご飯などのような「ご飯もの」以外で炊飯器を使ってしまうと、そのおかずを作るために炊飯器が埋まってしまい、肝心の主食であるご飯が炊けなくなるというデメリットが生じることを忘れてはならない(炊飯器を2つも持っている家庭など滅多にないし、他の料理を作るために炊飯器をもう一つ買うくらいなら、電子レンジなどを買っている)。
朝昼晩の食事とは相容れない、お茶の時間などにたしなむことが多い「ケーキ」を作る人がもっとも多いのも、納得ができるというものだ。炊飯器の本領はあくまでも「ご飯を炊くこと」であり、他の料理は「ついで」でしかないのだろう。他の料理を作るために炊飯がおろそかになってしまっては、まさに本末転倒に他ならないというわけだ。
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