【更新】脳に良い イメージがある 食べ物は お魚野菜に キノコや海そう
2009/02/23 06:10
日本ブレインヘルス協会は2009年2月18日、「脳の健康」に関する意識調査の結果を発表した。それによると、中高年が「脳の健康に良いイメージの食品」について、多数が「魚」と答えていることが明らかになった。一方で「肉」はごく少数しかおらず、精進料理・和風の料理素材が上位を占めている([発表リリース、PDF])。
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今調査は2009年初頭に行われ、有効回答数は600人。男女比・年齢階層比(40・50・60代)は均等割当。アンケートの取得方法については記載されていないが、インターネット形式であると思われる。
「脳に良い食材・食品」というと、DHA(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれていることで知られている「お魚」がまず頭に思い浮かぶ。実際、「脳によいイメージの食品」について複数回答で尋ねたところ、実に9割近い人が「魚」と回答している。
「脳によい」イメージの食品は?
断トツに「魚」が多く、続く「野菜」「きのこ・海藻類」の2倍以上もの値を得ている。一方、「卵」「肉」などの動物性たんぱく質や脂肪が多いことで知られている食品は「脳にはあまりプラスとならないのでは?」という認識が高いことが分かる。しかし「魚」「野菜」「きのこ・海藻類」など上位を占めている食材を見直すと、冒頭でも触れたが精進料理や純和風の料理のようで、「昔の日本人は知らず知らずのうちに、食生活の面から脳の活性化を考えていたのでは」という妄想が働いてしまう。
リリースでも指摘されているように、DHAそのものは「脳の活性化に働く」という認識が広まっている。しかしそれだけではなく、肉に多く含まれるARA(アラキドン酸)も脳の活性化には欠かせない成分であり、意識して食事から摂取する必要があるという。要は「お魚もお肉もバランスよく」ということだ。
今調査は中高年を対象としたものだが、脳の活性化云々は特に中高生に限ったことではない。バランスの取れた食生活を続けてこそ、年齢を問わず脳もフルに働く、ということなのだろう。
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