【更新】「ホットドッグ」は本当にあったんだ! マックの「ホットドッグ クラシック」記事後日談
2009/02/22 09:33
先に【ハンバーガーのライバルとなるか!? マックからホットドッグ クラシック登場】で、【日本マクドナルド(2702)】が朝マックのメニューとして「マックホットドッグ クラシック」が2009年3月6日から発売されることを記述したところ、「昔にもフランクバーガーというものがあったよ」という意見をいただいた。同記事では慌てて一文を最後に加えたが、せっかくだからといくつか調べ直してみることにした。
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●マックの「ホットドッグ」の前進、「フランクバーガー」
いつ頃から発売されたか・具体的な写真までは確認が取れなかったが、かつてマクドナルドが価格面で混迷を続けていた2000年初頭の時代にはすでに75円(!)で「フランクバーガー」なるホットドッグが存在していた。2003年の2月頃には価格が一挙に75円から150円に値上げされることも【伝えられている(ナリナリドットコム)】。
マクドナルドの商品を辛めの寸評で紹介する【マクド裁判】によると、「長パンに切り込みを入れ、ケチャップとマスタードを塗り、ソーセージを挟んで、みじん切りピクルスを載せただけ」という、いかにもオーソドックスなものだったようだ(「マクドナルドらしくない」という評価も)。そもそもホットドッグなのに「バーガー」とはこれいかに(マクドナルドで販売している「ハンバーガー」のレパートリーの亜流で「フランクフルト」を使っているから、という意味なのだろうが)。
しかしながらこの「フランクバーガー」、例のBSE問題のさなか、ソーセージにアメリカ産牛肉を15%含んでいたため、2003年末には販売を停止してしまう。
※2009年2月23日追加:画像が見つかりましたのでアップしておきます。
●マックカフェの「ホットドッグ」
今回の「フランクバーガー」のチェックの中で見つけたのが、マクドナルドの新様式カフェこと「マックカフェ」で提供されている(た)「ホットドッグ」。詳しくは発表当時の【リリース】で確認してほしいのだが、こちらは価格が190円と「マックホットドック クラシック」よりも安く、味のレパートリーも「ケチャップ&マスタード」「てりやきソース&マヨネーズ」の2種類が用意されている。
マックカフェのホットドッグ「ケチャップ&マスタード」「てりやきソース&マヨネーズ」
重量や縦横の寸法が明記されていないので断じることはできないが、先の「マックホットドック クラシック」と比べてやや長い(=大きい)ように見える。つまりこちらの方が「量的にはお得」だったのかもしれない。
「る(た)」「だったのかもしれない」と過去形を用いているのは、現時点での販売について確認がとれないため(近所にマックカフェがあり、今でも売っていることを確認できる人がいたら、ぜひ教えて欲しい)。【マクドナルドのカフェ「McCafe(マックカフェ)」正式発表、8月29日から首都圏中心に15か所】でも報じたように2007年7月には鳴り物入りでスタートしたマックカフェだが、15店舗のスタートダッシュ展開のあとは失速し、何度かの「事業縮小」の方がちらほらと伝えられたあと、【現在では9店舗が確認されるのみ】となっている。しかも【メニューページ】では現時点でコーヒー周りしか紹介されておらず、食べ物系は「公式には紹介されていない」ため、確認が取れない状態に。マックカフェもいわゆるアンテナショップ・実験的店舗(でうまくいったらそのまま事業拡大・本格参入)だったのかもしれない。
ともあれ、今回確認されただけでも「フランクバーガー」とマックカフェの「ホットドッグ2種」という2スタイルにおいて、マクドナルドが過去にホットドッグを発売している・たことが確認された。先の記事で「何で今までホットドッグが無かったんだ?」という表現を用いてしまったことについて、あらためて深くお詫び申しあげたい。
そしてその表記については「何で(直近のメニューでマクドナルド本店において)今までホットドッグが無かったんだ?」と読んでいただければ、と苦しい言い訳をさせていただくことにしよう(笑)。
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