犬は25万・猫は13万……ペットへの 年間支出は 2割増

2009/02/19 08:02

このエントリーをはてなブックマークに追加
犬猫イメージペット向け保険を提供するアニコム損害保険は2009年2月12日、ペットにかける年間費用のアンケート調査結果を発表した。それによると、調査母体の中では2008年の調査と比べ、犬・猫共に年間支出が20%以上も増加している傾向があることが明らかになった。景気後退の中でもペットにかける費用・投資は惜しまないという、ペット愛好家の意気込みが見て取れる(【発表リリース】)。



スポンサードリンク


今調査は2009年1月16日から25日までの間、インターネット経由で行われたもので、有効回答数は216人。「ペットの費用に関する調査に答える」という時点でペットへの愛着心が強い人が回答していること、回答数がやや少なめのため、世間全般の意見から多少のぶれが生じている可能性があることを考慮してデータを見る必要がある。

調査結果によると、2008年の同様の調査と比較して、全体では犬は平均で20.6%増の24万8916円、猫は20.9%増の12万8941円に達していることが分かった。特に「フード・おやつ」「ペット保険料」「病気やケガの治療費(犬のみ)」の増加がいちじるしく、人間だけでなくペットにおいても「健康と食」への関心が高まっていると共に、関連サービス・商品の価格が上昇していることが推定される。

ペットにかける年間平均支出推移(犬)
ペットにかける年間平均支出推移(犬)

ペットにかける年間平均支出推移(猫)※犬と項目をあわせるため用意されているが、「しつけ・トレーニング代」「ドッグラン」は両年ともゼロ。
ペットにかける年間平均支出推移(猫)※犬と項目をあわせるため用意されているが、「しつけ・トレーニング代」「ドッグラン」は両年ともゼロ。

犬猫イメージ全体的には「洋服」「首輪・リード」などの副次的な費用が減る一方、健康や食に関する費用が上昇している。これは健康志向の高まりに加え、ペットに対する愛着心の高まりからくる食事の質への追求、さらにペット自身の高齢化に伴う治療費の高額化も一因にあるものと思われる。

【教育費 生活苦でも 減らしません 苦しい時こそ 子への期待を】などにもあるように、景気後退の中でも教育費をはじめ、子どもに対する費用は減るどころか増加する傾向がある。ペットに対する費用もまた、同じような考えによるものなのかもしれない。つまり(今回のアンケートに答えるようなペット大好き派には)ペットも子どもと同じ扱い、ということなのだろう。



スポンサードリンク



このエントリーをはてなブックマークに追加
▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー|Twitter|FacebookPage|Mail|RSS