【更新】【転送】ペットボトルでポイントゲットだぜ! ~東京足立区でスタート

2006/10/23 12:00

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飲料容器自動回収機RVMイメージリサイクル用品として注目を集めているペットボトル回収率を高めるため、東京足立区で自動ペットボトル回収機(飲料容器自動回収機(RVM、Reverse Vending Machine))改良版の試験運用が始まった。この回収機にペットボトルを投入すると、ICカードに買い物に利用できるポイントがたまるという仕組みだ([参照:NHK])。



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通常ペットボトルは他のゴミと区分されて他のゴミ回収と同じルート、あるいは特定のルートで回収される。しかしそれではコストが割高になるとのことから、東京足立区では7月から区内のスーパー16か所にペットボトルを細かく砕く自動回収機を設置、区民に協力を呼びかけている。

飲料容器自動回収機RVMイメージさらに来月からはこの回収機に対応したICカードを作り1万人の区民に配布。回収機にペットボトルを入れると買い物に使えるポイントがもらえるという仕組みを提供し、回収率を高める試みをスタートする。具体的にはペットボトル10本で4円分のポイントが獲得できる。区では3年間で回収機を置くスーパーの数を50か所にまで増やし、効果が上がればさらにIDカードを増やすとしている。

ペットボトルの回収には各地方自治体が頭を悩ませているゴミ問題のひとつ。かさばるし燃やせないし、リサイクルをするにしても回収コストがかさむという問題が山積している。今回の手法がうまくいけば、他の地方自治体でも同様のシステムが採用されることになるだろう。

この回収システムは【住友商事(8053)】【トムラ・システムズ・ジャパン・アジアパシフィック】と共同して足立区に提供しているもの。それによると足立区ではすでに1万8000か所の集積所での回収、300か所の店舗での回収所での回収に続き、第三のルートとしてこのRVMを用意することになった。RVMではセンサーが容器の種類を見分けて選別・分別、さらにチップ状に破砕し、1/10に減容化して収集。回収されたペットボトルは再商品化の原料とし、ペットボトルなどに再生される。

[早稲田大学学生環境NPO]の【ペットボトルとアルミボトル缶の比較における現場報告書(PDF)】のレポートにもあるように、資源リサイクルの観点からはアルミボトル缶の方が好まれるものの、消費者ニーズとしてはやはりペットボトルの方が大きい。

ポイントの調整や回収した後の資源としての「チップ」の処理ルートの確保など問題は少なくない。が足立区の実証実験が波に乗れば、今事業がさらに注目されることは想像するに難くない。



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