【転送】牛乳パックやペットボトルのリサイクルを実践している小中学生は約5割

2007/08/11 12:00

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エコイメージバンダイネットワークスとネットマイルは8月9日、小中学生を対象としたエコ(エコロジー、あるいはその行動)についてのアンケート調査結果を発表した。それによるとエコの考えのもとに牛乳パックやペットボトルのリサイクルを実践している小中学生は約5割に登るなど、生活に身近なこと、資源回収についてエコ活動の浸透度がそれなりに進んでいることが明らかになった(【発表リリース】)。



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今調査はインターネットを経由して7月23日に行なわれたもので、有効回答数は696人分。男女比は10.8対89.2。年齢構成別では小学6年生がもっとも多く32.6%、ついで小学5年生が27.6%と、小学校高学年からの回答が多数を占めている。

・「エコ」の言葉の認知度は9割強
・実践しているエコ活動は
 「牛乳パック」「ペットボトル」の
 リサイクルや買物袋の持参
「エコ」という言葉を聞いたことがある子どもは95%前後を占めているが、その多くは授業で学んだもので、自由研究で覚えた子どもは1割にも満たなかった。しかしながら年齢を経るごとに授業で習った子どもの割合は増えており、少なくとも授業課程において「エコ」の取り組みはしっかりと行なわれており、子どもたちの間にも浸透しているようである。

また、知識として「エコ」を知っていても大人と比べると子どもは「自動車を運転できるはずもないのでアイドリングに注意はできない」など、できることが限られている。それでも「牛乳パックのリサイクル回収」「ペットボトルのリサイクル回収」が5割の子どもの間で実施されている(それぞれ52.0%、49.0%)他に、「買物袋の持参」(45.4%)「節水」(44.1%)「冷暖房の温度設定に注意」(35.3%)など、特に「ゴミを出さない工夫」において、子どもたちの間にエコ活動が行なわれていることがわかる。

子どもたちが実践しているエコ活動
子どもたちが実践しているエコ活動

自ら学んで「エコ」を知った子どもが少ないのは少々意外だが、それでも多くが学校教育の課程で「エコ」を学び、その知識を実際に色々な手段で実践しているようすが分かる。大人の争いで活動を中止したり(【「クールビズでは子どもに格好つかないからダメ」西岡議運委員長が国会内でのクールビズ中止提案】)、理由の説明もせずにただ一方的に「こういうことをしなさい」と押し付けるのは、それこそ言葉通り「エコ」ではなく単なる「エゴ」になってしまう。

なぜ「エコ」という考え方や行動が必要なのか、それをしないとどうなってしまうのか、一人一人が何をできるのかを普通の勉強と同じように論理立てて説明し、しっかりと理解させた上で「エコ」を学んでもらえば、多くの子どもたちはそれを「知恵」として会得し、自分達で考えて出来る範囲のことを実践していくだろう。

もちろん大人が率先して見本を見せることも必要であることはいうまでもない。



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