食料品は買上点数の減少と天候不順の影響が店頭価格の上昇を上回り伸び悩み…2026年6月度チェーンストア売上高、前年同月比マイナス1.7%

2026/07/22 14:00

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チェーンストア(スーパーマーケットやデパートなど)の業界団体である【日本チェーンストア協会】は2026年7月22日付で同協会公式サイトにおいて、チェーンストアの2026年6月度分販売統計速報(月報)を発表した。その内容によると2026年6月は食料品においては節約志向による買い控え傾向は継続き、さらに天候不順で来店客数も減少したらしく、店頭価格上昇では売上高をカバーしきれず、マイナスに。衣料品は季節物が動くも軟調、衣料品は季節物の鈍さや天候不順が足を引っ張りマイナス、住管品も天候不順の影響を受けて低迷。結果として、売上総額の前年同月比はマイナス1.7%(店舗調整後)を示す形となった(【同協会内発表リリース一覧ページ】)。

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今データは協会加入の45社・9692店舗に対して行われた調査結果によるもの。店舗数は前回月比で4店舗減少、前年同月比で367店舗増加している。売場面積は前年同月比102.3%となり、2.3%の増加。売場面積あたりの売上額は前年同月比でマイナス3.8%を示す形となった。

各主要分野別では前年同月比でそれぞれ次のような値を示している。数字はすべて店舗調整後(いわゆる「既存店」)。店舗の増減が売上に反映され、各店舗の実態を確認する際に状況が困難にならないよう、昨年同月の時点では存在していない店舗の分を除いた値で計算されている。

■総販売額……1兆347億6972万円(前年同月比98.3%、−1.7%)

・食料品部門……構成比:73.3%(前年同月比99.6%、−0.4%)

・衣料品部門……構成比:4.4%(前年同月比88.5%、−11.5%)

・住関品部門……構成比:19.4%(前年同月比94.7%、−5.3%)

・サービス部門…構成比:0.2%(前年同月比98.0%、−2.0%)

・その他…………構成比:2.7%(前年同月比111.8%、+11.8%)

※販売金額には消費税額は含まず

農産品は、レタス、ピーマン、トマト、ミニトマト、とうもろこし、枝豆、菌茸類、スプラウト、カットサラダなどの動きはよかったが、きゅうり、たまねぎ、じゃがいも、にんじんなどの動きは鈍かった。果物では、キウイフルーツ、さくらんぼ、桃、バナナなどは好調だったが、すいか、輸入チェリー、シトラス、カットパインなどの動きは鈍い。無駄を省く、手間をかけずに使えるカット系のセットは昨今のトレンドではあるが、個別商品の相場が高い時にはとりわけ人気が出る。そして相場安で農産品が不調な時にもカット野菜やカットサラダ、カットフルーツはよく動いており、野菜の相場動向を問わずに需要が高まっている感はある。最近は色々な野菜の組み合せをすることで種類も多様になり、例えば鍋物や野菜炒めなど、対象料理向けに用意されたものもある。

畜産物は豚肉、鶏肉が好調、牛肉が軟調。鶏卵は好調だが加工肉は今一つの動き。

水産品は、かつお、ぶり、鯛、さわら、うなぎ、塩鮭、生鮭、しらす、魚卵、海藻類、ちりめんなどの動きはよかったが、いわし、あじ、さば、かれい、たこ、いか、ほたて、漬魚などの動きはいまいち。惣菜では温惣菜は、揚げ物、焼き物、中華などが好調だった。要冷惣菜は、和・洋惣菜ともにそこそこ。寿司は軟調。その他食品は、冷凍食品、カップ麺、缶詰、レトルト、納豆、ヨーグルト、コーヒー、健康飲料、玩具菓子などがよかったが、飲料、米、食パン、菓子パン、乾麺、漬物、アイスクリーム、ビール、ワインなどの動きは鈍い。

衣料品では紳士衣料はジャケット、スラックス、長袖シャツ、婦人衣料はビジネス、トップス、カットソー、ボトムなどが堅調。

住関品では日用雑貨品は、指定ごみ袋、ポリ袋、文具、男児玩具、シール・カード類の動きは好調だが、ボトル水筒、タオル、ラップ類、ペーパー類、携帯型ゲーム機、据置型ゲーム機などの動きは鈍い。医薬・化粧品は、オーラルケア、フェイスケア、ボディローション・クリーム、ミニコスメなどの動きがよく、殺虫剤、除湿剤、防虫剤、台所洗剤、衣料用洗剤、制汗剤、総合感冒薬、制度化粧品などは軟調。

「その他」項目は前回月から続く形で堅調さを見せ、プラス11.8%。サービスはマイナス2.0%とマイナスに。サービスは旅行関係やチケット販売などが他の業種(多分にインターネット経由やコンビニ販売だろう)に奪われて、足を引っ張られる形で、マイナスも仕方なし。

次回月となる2026年7月は6月同様に新型コロナウイルスの流行という特殊要因があるが(5類感染症指定で流行が無くなったわけではない)、行動規制のたぐいはなく、外出機会を後押ししている。気温は全国的に高く、特に北海道・東北・日本海側でひときわ高い。降水量は北海道と東北で多め、その他の地域で少なめ。異様な暑さが客足にはどのような影響をおよぼすだろうか。


↑ 今件記事のダイジェストニュース動画。併せてご視聴いただければ幸いである



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