食料品は価格上昇と節約志向で買い上げ点数減少続くも販売額は伸びる、衣料品は今一つだが住関品がよく動く…2026年5月度チェーンストア売上高、前年同月比プラス2.9%

2026/06/26 15:00

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チェーンストア(スーパーマーケットやデパートなど)の業界団体である【日本チェーンストア協会】は2026年6月24日付で同協会公式サイトにおいて、チェーンストアの2026年5月度分販売統計速報(月報)を発表した。その内容によると2026年5月は食料品においては節約志向による買い控え傾向は継続し買い上げ点数が減少しているが、店頭価格上昇で売上高をプラスに引っ張れた。衣料品は季節物が動くも軟調、住関品は堅調だった。結果として、売上総額の前年同月比はプラス2.9%(店舗調整後)を示す形となった(小数第二位以下でプラス値が出ている)(【同協会内発表リリース一覧ページ】)。

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今データは協会加入の45社・9696店舗に対して行われた調査結果によるもの。店舗数は前回月比で2店舗増加、前年同月比で420店舗増加している。売場面積は前年同月比102.6%となり、2.6%の増加。売場面積あたりの売上額は前年同月比でプラス1.8%を示す形となった。

各主要分野別では前年同月比でそれぞれ次のような値を示している。数字はすべて店舗調整後(いわゆる「既存店」)。店舗の増減が売上に反映され、各店舗の実態を確認する際に状況が困難にならないよう、昨年同月の時点では存在していない店舗の分を除いた値で計算されている。

■総販売額……1兆986億5617万円(前年同月比102.9%、+2.9%)

・食料品部門……構成比:71.4%(前年同月比103.3%、+3.3%)

・衣料品部門……構成比:4.7%(前年同月比99.8%、−0.2%)

・住関品部門……構成比:20.7%(前年同月比104.0%、+4.0%)

・サービス部門…構成比:0.3%(前年同月比100.1%、+0.1%)

・その他…………構成比:2.9%(前年同月比92.4%、−7.6%)

※販売金額には消費税額は含まず

食料品は価格上昇でプラス化。
衣料品はギリ軟調。
農産品は、きゅうり、レタス、ねぎ、らっきょう、カットサラダなどの動きはよかったが、豆類、じゃがいも、にんじん、トマト、ピーマン、なす、アスパラなどの動きは鈍かった。果物では、キウイフルーツ、すいか、バナナ、いちご、チェリー、カットフルーツなどは好調だったが、りんご、オレンジなどの動きは鈍い。無駄を省く、手間をかけずに使えるカット系のセットは昨今のトレンドではあるが、個別商品の相場が高い時にはとりわけ人気が出る。そして相場安で農産品が不調な時にもカット野菜やカットサラダ、カットフルーツはよく動いており、野菜の相場動向を問わずに需要が高まっている感はある。最近は色々な野菜の組み合せをすることで種類も多様になり、例えば鍋物や野菜炒めなど、対象料理向けに用意されたものもある。

畜産物は豚肉、鶏肉が好調、牛肉が軟調。鶏卵は好調だが加工肉は今一つの動き。

水産品は、刺身盛り合わせ、あじ、うなぎ、生鮭、塩鮭、かつお、海藻類、ちりめんなどの動きはよかったが、まぐろ、たこ、いか、ほたて、えび、塩さば、漬魚、干物などの動きはいまいち。惣菜では温惣菜は、揚げ物、焼鳥、天ぷら、中華などが好調だった。要冷惣菜は、和・洋惣菜ともにそこそこ。弁当や寿司もよい動き。その他食品は、納豆、豆腐、ヨーグルト、牛乳、涼味麺、乾麺、こんにゃく、チルド、缶詰、コーヒー、清涼飲料水、ヘルシー飲料、キャンディ、アイスクリーム、ビールなどがよかったが、米、雑穀、食パン、菓子パン、シリアル、チーズ、カップ麺、食用油、漬物、練製品、スナック、ビスケット、和洋菓子などの動きは鈍い。

衣料品では紳士衣料はジャケット、スラックス、半袖ドレスシャツ、Tシャツ、ボトム、婦人衣料はシャツ・ブラウス、カットソー、Tシャツ、ボトムなどが堅調。

住関品では日用雑貨品は、ごみ袋、ポリ袋、ラップ類、ペーパー類、据置型ゲーム機、男児玩具、シール・カード類の動きは好調だが、調理器具、和食器、布地、毛糸などの動きは鈍い。医薬・化粧品は、殺虫剤、スキンケア、オーラルケア、UVケア、制汗剤、日焼け止め、除湿剤、衣料用洗剤などの動きがよく、風邪薬、胃腸薬、マスク、ヘアカラーなどは軟調。

「その他」項目は前回月から転じる形で堅調さを見せ、プラス0.1%。サービスはマイナス7.6%とマイナスに。サービスは旅行関係やチケット販売などが他の業種(多分にインターネット経由やコンビニ販売だろう)に奪われて、足を引っ張られる形で、マイナスも仕方なし。

次回月となる2026年6月は5月同様に新型コロナウイルスの流行という特殊要因があるが(5類感染症指定で流行が無くなったわけではない)、行動規制のたぐいはなく、外出機会を後押ししている。気温は日本海側でやや高く、太平洋側でやや低い。降水量はほとんどの地域で多い。雨関連商品が動くだろう。


↑ 今件記事のダイジェストニュース動画。併せてご視聴いただければ幸いである



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