食料品は価格上昇と節約志向で買い上げ点数減少続く、衣料品は鈍いが住関品がまずまず…2026年4月度チェーンストア売上高、前年同月比プラス1.1%
2026/05/25 14:00
チェーンストア(スーパーマーケットやデパートなど)の業界団体である【日本チェーンストア協会】は2026年5月25日付で同協会公式サイトにおいて、チェーンストアの2026年4月度分販売統計速報(月報)を発表した。その内容によると2026年4月は食料品においては節約志向による買い控え傾向は継続し買い上げ点数が減少、店頭価格上昇で何とか売上高をプラスに引っ張れた。衣料品は軟調、住関品はトントンの動きだった。結果として、売上総額の前年同月比はプラス1.1%(店舗調整後)を示す形となった(【同協会内発表リリース一覧ページ】)。
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今データは協会加入の45社・94694店舗に対して行われた調査結果によるもの。店舗数は前回月比で163店舗増加、前年同月比で428店舗増加している。売場面積は前年同月比102.7%となり、2.7%の増加。売場面積あたりの売上額は前年同月比でマイナス0.9%を示す形となった。
各主要分野別では前年同月比でそれぞれ次のような値を示している。数字はすべて店舗調整後(いわゆる「既存店」)。店舗の増減が売上に反映され、各店舗の実態を確認する際に状況が困難にならないよう、昨年同月の時点では存在していない店舗の分を除いた値で計算されている。
・食料品部門……構成比:71.6%(前年同月比103.0%、+3.0%)
・衣料品部門……構成比:4.5%(前年同月比95.2%、−4.8%)
・住関品部門……構成比:20.8%(前年同月比100.3%、+0.3%)
・サービス部門…構成比:0.3%(前年同月比101.8%、+1.8%)
・その他…………構成比:2.8%(前年同月比78.9%、−21.1%)
※販売金額には消費税額は含まず
衣料品は軟調。
畜産物は豚肉、鶏肉が好調、牛肉が軟調。鶏卵は好調だが加工肉は今一つの動き。
水産品は、刺身、まぐろ、さけ、あじ、かつお、うなぎ、サーモン、切身、魚卵、しらす、海藻類などの動きはよかったが、さば、鯛、ほたるいか、ぶり、たこ、牡蠣、貝類、塩さば、塩鮭、えび、いかなどの動きはいまいち。惣菜では温惣菜は、中華、フライ、唐揚げ、ピザなどが好調だった。要冷惣菜は、和惣菜・ともにそこそこ。弁当や寿司もよい動き。その他食品は、納豆、ヨーグルト、チルド、缶詰、インスタントコーヒー、スポーツドリンク、水、半生焼菓子、チョコレート、米菓、ようかん、玩具菓子、ビールなどがよかったが、米、麦、雑穀、カップ麺、調味料、漬物、練製品、こんにゃく、豆腐、食パン、シリアル、牛乳、乳酸菌飲料、スナック、ビスケット、ゼリーなどの動きは鈍い。
衣料品では紳士衣料はセットアップ、ジャケット、スラックス、ポロシャツ、ボトム、オフィスカジュアル、婦人衣料はビジネスジャケット、ビジネスパンツ、シャツ、ブラウス、レギンスなどが堅調。
住関品では日用雑貨品は、ごみ袋、ポリ袋、ラップ・ホイル類、ペーパー類、フライパン、カセットボンベ、文具、携帯型ゲーム機・ソフト、男児・女児玩具、キャラクター商品・シールの動きは好調だが、ビジネス小物、タオル、洗濯用品、コンピューターミシンなどの動きは鈍い。医薬・化粧品は、医薬・化粧品は、殺虫剤、防虫剤、ボディケア、UVケア、制汗剤、香水などの動きがよく、制度化粧品、スキンケア、入浴剤、鼻炎薬、マスクなどは軟調。
「その他」項目は前回月から転じる形で軟調さを見せ、マイナス21.1%。サービスはプラス1.8%とプラスに。サービスは旅行関係やチケット販売などが他の業種(多分にインターネット経由やコンビニ販売だろう)に奪われて、足を引っ張られる形だが、それでもプラスを果たすことができた。
次回月となる2026年5月は4月同様に新型コロナウイルスの流行という特殊要因があるが(5類感染症指定で流行が無くなったわけではない)、行動規制のたぐいはなく、外出機会を後押ししている。気温はやや高く、北海道南部で特に高い。降水量は東北南部でやや多めで、それ以外では少ない。衣料品は早くも夏物が動くかもしれない。
↑ 今件記事のダイジェストニュース動画。併せてご視聴いただければ幸いである
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