食料品は店頭価格上昇でそこそこ、衣料品は気温高でにぶく、住関品はまずまず…2026年1月度チェーンストア売上高、前年同月比プラス2.7%
2026/02/25 14:00
チェーンストア(スーパーマーケットやデパートなど)の業界団体である【日本チェーンストア協会】は2026年2月25日付で同協会公式サイトにおいて、チェーンストアの2026年1月度分販売統計速報(月報)を発表した。その内容によると2026年1月は食料品においては節約志向による買い控え傾向は継続し、さらに昨年同月の相場高の反動があったが、店頭価格の上昇が後押しして堅調、衣料品は気温高で軟調、住関品はまずまずの動きだった。結果として、売上総額の前年同月比はプラス2.7%(店舗調整後)を示す形となった(小数第二位以下でプラス値が出ている)(【同協会内発表リリース一覧ページ】)。スポンサードリンク
今データは協会加入の46社・9475店舗に対して行われた調査結果によるもの。店舗数は前回月比で4店舗減少、前年同月比で46店舗増加している。売場面積は前年同月比100.5%となり、0.5%の増加。売場面積あたりの売上額は前年同月比でプラス0.6%を示す形となった。
各主要分野別では前年同月比でそれぞれ次のような値を示している。数字はすべて店舗調整後(いわゆる「既存店」)。店舗の増減が売上に反映され、各店舗の実態を確認する際に状況が困難にならないよう、昨年同月の時点では存在していない店舗の分を除いた値で計算されている。
・食料品部門……構成比:69.9%(前年同月比101.6%、+1.6%)
・衣料品部門……構成比:4.6%(前年同月比98.6%、−1.4%)
・住関品部門……構成比:19.2%(前年同月比102.0%、+2.0%)
・サービス部門…構成比:0.2%(前年同月比95.3%、−4.7%)
・その他…………構成比:6.0%(前年同月比125.1%、+25.1%)
※販売金額には消費税額は含まず
衣料品は軟調。
畜産物は豚肉、鶏肉が好調、牛肉が軟調。鶏卵は好調だが加工肉は今一つの動き。
水産品は、刺身、まぐろ、いか、あじ、たら、サーモン、銀鮭、塩鮭、冷凍えび、丸干、貝類、魚卵、冷凍魚、ちりめん、海藻類などの動きはよかったが、かつお、たこ、ぶり、牡蠣、ホタテ貝柱、冷凍かに、漬魚などの動きはいまいち。惣菜では温惣菜は、天ぷら、フライ、唐揚、焼魚、中華、ピザ、オードブルなどが好調だった。要冷惣菜は、和惣菜がそこそこよかったが、洋惣菜の動きは今一つ。米飯は好調で、寿司もよい動き。その他食品は、乳製品、飲料、冷凍食品、アイスクリーム、餅、麺類、菓子パン、キムチ、スパイス、練製品、調味料、粉物、納豆、缶詰、海苔、インスタントコーヒー、チョコレート、生菓子、グミ、スナック、ビールなどがよかったが、米、牛乳、乳飲料、乳酸菌飲料、ヨーグルト、食パン、スープ、みそ汁、豆腐、おでんセット、浅漬け、砂糖、のど飴、デザート、スピリッツ、清酒、焼酎、ワイン、ギフトなどの動きは鈍い。
衣料品では紳士衣料はジャケット、スラックス、ニット、カジュアルパンツ、カジュアルシャツ、セーター、アウター、婦人衣料はスーツ、ビジネス、ジャケット、セーター、カットソー、ボトムなどが堅調。
住関品では日用雑貨品は、据置型ゲーム機・ソフト、ステンレスボトル、フライパン、キャラクター商品・シール、調理小物、包丁、たばこなどの動きは好調だが、携帯型ゲーム機、ペーパー類、ラップ・ホイル類、コンピューターミシン、男児玩具、雑誌、行楽用品、インクカートリッジ、タオルなどの動きは鈍い。医薬・化粧品は、制度化粧品、リップクリーム、オーラルケア、フェイスケア、ボディケア、衣料用洗剤、住居用洗剤、台所用洗剤、カイロなどの動きがよく、総合感冒薬、解熱鎮痛剤、検査キット、マスク、芳香剤、消臭剤などは軟調。
「その他」項目は前回月から転じる形で堅調さを見せ、プラス25.1%。サービスはマイナス4.7%とマイナスに。サービスは旅行関係やチケット販売などが他の業種(多分にインターネット経由やコンビニ販売だろう)に奪われて、足を引っ張られる形になっているのだろうか。
次回月となる2026年2月は1月同様に新型コロナウイルスの流行という特殊要因があるが(5類感染症指定で流行が無くなったわけではない)、行動規制のたぐいはなく、外出機会を後押ししている。気温は全国的にやや高く、北海道と東北で特に高い。降水量は北海道西部と九州の西部でやや多めで、それ以外では少ない。衣料品は多少鈍い動きとなるかもしれない。
↑ 今件記事のダイジェストニュース動画。併せてご視聴いただければ幸いである
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