平均2万7255円…中学生の最新お年玉実情(最新)
2023/12/27 06:15
毎年この時期になると子供達が皮算用を始め、大人達が電卓を叩きながら頭をかかえるのがお年玉について。世間一般として子供達はどれぐらいの額のお年玉をもらっているのだろうか。学研教育総合研究所が発表している白書シリーズから、中学生に関する最新のお年玉実情を確認していくことにする(【学習教育総合研究所】)。
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今調査は2023年10月27日から11月1日にかけて中学生の子供を持つ保護者の中から抽出した人を対象に、保護者付き添いのもとで中学生自身が回答するように依頼したもの。中学1-3年生各学年で男子100人と女子100人ずつとその保護者(計600組)の回答が集まったところで調査を終了している。調査協力はネットエイジア。
次に示すのは2023年の正月において、中学生がもらったお年玉の総額に関する実情。対象となる中学生がもらった額全体の平均額で、しかももらっていない人も合わせての計算となるので、具体的にこの属性の子供が一人の大人からどれぐらいの金額をもらっているかまでは分からない。
↑ 2023年のお正月にもらったお年玉の総額(中学生、円、属性別)
中学生全体のお年玉の平均総額は2万7255円。女子より男子の方が2196円多いのは、たまたまの偶然なのか、それとも男子の方がお年玉の金額決定の際にプラスとなる要素があるのだろうか。
学年別では小学生のように学年が上になるに連れて金額も上がる傾向はなく、法則性の類は見出しにくい。中学2年生が一番高く2万8455円。
一方、お年玉が一切なかった中学生も少なくない。
↑ 2023年のお正月にもらったお年玉の総額(中学生、無しの人の割合、属性別)
全体では4.3%がお年玉をもらっていない。男女別では女子の方が多く、学年別では中学2年生が6.0%と多め。「お年玉が無い」についての具体的説明は白書では語られていないが、金銭以外の物品でもらった、親族などからのお年玉は直接保護者の手元に渡って管理されるために本人はもらったとの認識が無い、もらえなかった・もらう機会が無かったなど、多様な可能性が考えられる。
特に最後のもらえなかった・もらう機会が無かったについては、新型コロナウイルスの流行で他人との接触機会が避けられている実情をかんがみれば、十分ありうる話ではある。
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