「使い方が分からず面倒」「必要性を感じない」高齢者が情報機器を使わない理由の実情(最新)

2022/11/25 02:54

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2022-1117携帯電話やパソコンのような情報機器は上手く使いこなせれば非常に便利なもので、今や多くの人には日常生活の上で欠かせない存在となっている。一方で一部には情報機器を使わずに過ごす人もいる。それではなぜ、情報機器を使っていないのか、高齢者における実情を、内閣府が2022年6月14日に発表した「高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査」の結果から確認する(【発表リリース:高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査】)。

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今調査は2021年12月6日から12月24日にかけて、層化二段無作為抽出を用いて選ばれた全国の60歳以上の男女に対し郵送調査法で行われたもので、有効回答数は2435人。男女比は1188対1247。

今調査によれば、パソコンや携帯電話、さらにはそれらを用いたサービス(併せて情報機器)を利用していない高齢者は14.9%。

↑ 情報機器の利用状況(複数回答)(2021年)(再録)
↑ 情報機器の利用状況(複数回答)(2021年)(再録)

そこでこの14.9%の人に、なぜ情報機器を使っていないのか、その理由について尋ねたところ、もっとも多くの人が同意したのは「使い方が分からず面倒」という選択肢だった。55.5%の人が、情報機器を使わないのは使い方が分からず面倒だからとしている。

↑ 情報機器を使わない理由(使わない人限定、複数回答)(2021年)
↑ 情報機器を使わない理由(使わない人限定、複数回答)(2021年)

単に情報機器そのものの理屈・構図の理解が難しい、覚えたい願望はあるが教わる機会がない、説明書を読むのが困難など、内情はさまざまだろう。しかし分かりやすく教えてもらえる機会があれば、情報機器の使い方を習って使ってみたいと考えている人は多くいるはずだ。

次いで「必要性を感じない」が50.8%。高齢者の中には、現役時代にパソコンや携帯電話、インターネットとは疎遠な生活を過ごしており、高齢者となってからもそれらに頼らずに生きている人もいるはず。無くても生きていけるのだから、わざわざ苦労してお金をかけて、新しい手段・道具となる情報機器を使う必要性は無い、との判断だろう。

さらに「お金がかかる」という言葉通り現金な理由、そして「使い方が分からず面倒」と被っている部分があるであろう「文字が見にくい」が続く。

これを回答者の同居人別に見たのが次のグラフ。

↑ 情報機器を使わない理由(使わない人限定、複数回答、同居人別)(2021年)
↑ 情報機器を使わない理由(使わない人限定、複数回答、同居人別)(2021年)

回答者自身は高齢者のため、その(配偶者の)親ともなれば、それ以上に高齢のはず。たとえ他に子供や孫が同居していたとしても、介護などで多忙のために、情報機器の利用方法を教わったり手助けすることまで手が回らないのかもしれない。

一人暮らしでは「お金がかかる」で高めの値が出ている。また「教えてくれる人がいない」は一人暮らしや配偶者の他に、孫でも高い値。子供はまだ幼く、情報機器が教えられるほどの知識、あるいは余裕がないのかもしれない。


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