喫煙者は仕事ができない人なのか、非喫煙者の視点では(最新)

2022/08/22 02:54

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2022-0808たばこを忌み嫌う人にとっては、喫煙は我慢ができない人のすることだから、喫煙者は自己管理能力に劣っていると考えているかもしれない。また、喫煙は席を外して喫煙場などでするため、仕事をさぼる行為に他ならないという認識を持っている人もいるだろう。それでは実際に、非喫煙者は喫煙者に対し、仕事ができない人だと思っているのだろうか。ネットエイジアが2022年5月31日に発表した、非喫煙者意識調査の結果から確認する(【発表リリース:非喫煙者意識調査2022】)。

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今調査は2022年4月20日から21日にかけてインターネット経由で現在たばこを吸っていない20-69歳の男女に対して行われたもので、有効回答数は1000人。男女比・10歳区切りの年齢階層で均等割り当て。

次に示すのは「喫煙者は仕事ができない人だと思う」という命題に対し、どのような感想を抱いているかの結果。同意ができるか否かを4段階で答えてもらっている。あくまでも回答者の認識でしかないことに注意。

↑ 喫煙者は仕事ができない人だと思うか(非喫煙者のうち有職者限定)(2022年)
↑ 喫煙者は仕事ができない人だと思うか(非喫煙者のうち有職者限定)(2022年)

今調査対象母集団に限れば、喫煙者は仕事ができない人だという認識を持っている人は非常にそう思うとややそう思うを合わせても15.4%でしかない。8割以上の人は、喫煙者だからといって仕事ができない人ではないとの考え。国内外を問わず、喫煙者は自己管理ができないから仕事もできないに違いないとの考えが一部にあるようだが、実際のところ(少なくとも非喫煙者においては)喫煙習慣を業務能力の評価に結び付けることは合理的でないと考える人が多いようだ。

男女別・年齢階層別に動向を見ると、女性は30代と60代で肯定派(喫煙者は仕事ができない人と思う)が少ないが、それ以外ではやや多め。特に20代と40代で大きな値が出ている。他方、男性はおおよそ年を経るに連れて肯定派が増える傾向がある。20代では15.7%にとどまっているのに対し、60代では22.8%と2割を超えてしまう。もしかすると「喫煙者は仕事ができない人」というのは男性に限れば古い考えなのかもしれない。


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