冷凍食品を利用する状況、そしてどこで買うのか(最新)
2022/01/20 03:04
電子レンジで解凍するだけで、さらには何もせずに常温に置いておくだけでできあがる、夢のような食材、冷凍食品。多様な種類が存在し、多くの人には食生活の上で欠かせない存在となりつつある。人々はどのような場面で冷凍食品を利用しようと考えるのだろうか、そしてそれはどこで購入するのだろうか。マルハニチロが2021年10月7日に発表した「冷凍食品に関する調査2021」から、その実情を確認する(【発表リリース:冷凍食品に関する調査2021】)。
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今調査の調査要綱は先行記事【月1日以上の利用率78.5%…冷凍食品の利用実情(最新)】を参考のこと。
次に示すのは冷凍食品を利用するときの場面を複数回答で答えてもらった結果。6割近くの56.3%の人が、冷凍食品は簡単に食事を済ませたい時に利用すると答えている。
↑ どのようなときに冷凍食品を利用しているか(複数回答)(2021年)
冷凍食品ならば袋から中身を取り出し、場合によってはふたを開ける必要があるものの、基本はそのまま電子レンジに入れて所定の時間加熱するだけで完成する。中には容器が食器を兼ねており、別途食器を用意する必要すらないものもある。簡単に食事を済ませたい時には、大いに頼りになる存在に違いない。
次いで多いのは、おかずが足りない時で、48.3%。単におかずが足りないだけなら別途調理すればよいまでの話なので、食材や時間が足りないのが前提にあるのだろう。あるいは食卓に調理したおかずを並べ、初めて物足りなさに気が付くのかもしれない。
第3位の料理する時間がないは、トップの簡単に食事を済ませたいと類似性を持つと考えてもよいだろう。これに続く料理する気力がないもトップのと似た部分があるものの、どらちかといえば疲れや体調不良などでモチベーションが高まらない時に、冷凍食品が重宝されると見ることができる。短時間で自分の手間をかけずに美味しい料理が準備できるのなら、疲れなどで気力がなくても食事を摂ることはできよう(食事を摂る気力があればだが)。
食材をストックしておきたいや自分で作れない料理を食べたいという回答は、冷凍食品の特性を活かしたポイントといえる。ストックには相応の大きさの冷凍庫が必要になるが。
それでは色々な場面で重宝される冷凍食品を、どのような場所で購入しているのか。9割近くの人はスーパーだと回答している。
↑ 普段、冷凍食品を購入する場所(複数回答、上位陣)(2021年)
食品を取り扱うスーパーのほとんどでは、大きな面積を確保して冷凍食品用の大型ケースを用意したり壁埋め込み型の保冷棚を用意し、多様な冷凍食品を陳列している。それこそ毎日のように新商品が登場する冷凍食品のラインアップを、見ているだけでも楽しくなってくる人もいるのではないだろうか。
次いで多いのはドラッグストアで28.9%。スーパーほどではないが大きな保冷棚を用意する場所も増えている。薬を購入する際に、併せて冷凍食品も調達するというパターンも少なからずあるのだろう。
コンビニもドラッグストア同様に、ついで買いをした人も多いはず。特にコンビニではチェーン店毎に違ったプライベートブランドの冷凍食品が多数用意されており、その違いを楽しむ人もいるに違いない。
宅配生協やインターネット通販、ネットスーパーなど通販系のお店を使う人もいるが、まだそれぞれで1割にも満たない。やはり実物を手に取って確かめた上で購入したいのかもしれない。あるいは実店舗での購入が人気なのは、大幅な値引き販売がよくあるからなのだろうか。
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