自宅リビングが圧倒的…小学生は家のどこで学習しているのだろうか(最新)
2026/03/17 02:30
新型コロナウイルスの流行により自宅での学習を余儀なくされた子供は多い。また学校での授業がある場合も、帰宅後は自宅で学習をすることになる。子供達は自宅においては、どのような場所で学習しているのだろうか。今回は学研教育総合研究所が公開している「小学生の日常生活・学習に関する調査」の結果から、小学生における自宅での学習の場所について確認する(【白書シリーズWeb版】)。スポンサードリンク
今調査の調査要項は先行記事の【小学生の就寝時刻(最新)】を参照のこと。
次に示すのは小学生が普段家のどこで学習するかについて尋ねた結果。択一回答で答えてもらっている。

↑ 普段家のどこで学習することが多いか(小学生、上位陣)(2024年)
圧倒的に多いのが自宅リビングで71.8%。個室を与えてもらっていない場合もあるだろうが、恐らく理由の大半は保護者が小学生の学習状況を把握しやすく、小学生側もすぐに保護者に聞くことができるからだろう。他方、周囲に他の家族がいることで気が散り、学習に集中できない可能性はある。テレビなどもあるだろうから、学習の邪魔になるのは容易に想像できる。
次に多いのは自宅自室で27.8%。自宅リビングと比べれば学習の邪魔になりそうな要素は軽減される。周囲の目も気にする必要がなくなる。そのような自室があれば、小学生の学習の場としては適していると認識されるのだろう。もちろん、自宅に自室があることが前提になるのだが(つまり小学生の少なくとも27.8%は完全一人部屋か、兄弟との共用かは不明だが、自室があることになる)。
次いで学童クラブ・児童館、友達の家が続く。学習への集中ができるか否かとの観点では自分の方がよいのだろうが、小学生からはこれらの場所も多く選ばれている。しかし保護者にとっては学習状況を把握しにくく、不安が生じるかもしれない。
これを属性別に見たのが次のグラフ。

↑ 普段家のどこで学習することが多いか(小学生、上位陣、属性別)(2024年)
男女別ではあまり大きな差異は無し。女子の方が自宅自室が多めとなっているのは、女子の方が個室を与えられやすいからだろうか。
学年別ではイレギュラーな動きがいくつかあるが、おおよそは高学年になるに連れてリビングダイニングが減り、自宅自室や友達の家、学校の教室が増えていく。学童クラブ・児童館が小学4年生以降急激に減るのは、そもそも利用年齢制限を持つ学童クラブなどがあることや、学童クラブなどを使わなくても自宅で留守番ができるようになるとの保護者側の判断が生じるからかもしれない。
また、自分自室は小学5年生以上で大きく増加しているのが確認できる。保護者が小学生に個室を与える判断基準の一つに、小学校高学年になってから、というものがあるのだろう。
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