30分以内の車の運転をする時にマスクを着用する人は3割に留まる(最新)
2020/12/17 05:44
ソニー損害保険は2020年12月14日付で、カーライフの実態に関する調査結果の最新版となる2020年版を同社公式サイト上に公開した。その内容によると、車で30分以内の短時間での運転をする場合、マスクを着用する人は3割に留まっていることが分かった。着用しない人は6割を超えている(【発表リリース:ソニー損保、「2020年 全国カーライフ実態調査」】)。
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今調査の調査要項は先行記事【車の負担、もっとも重く感じられるのは自動車税(最新)】を参照のこと。
新型コロナウイルスの流行によって、主に無症状感染者が飛沫を第三者に飛び散らせて感染リスクを高めさせないようにとの理由で、マスクの着用が欠かせない状態となっている。春先のマスク不足騒動を覚えている人も多いはずだ。次に示すのは家庭用の車の運転時におけるマスク着用に関する質問への回答で、色々な状況を想定したものとなっている。
↑ シーン別マスク着用状況(2020年)
回答者自身が運転する場合では、自分一人しかその車に乗っていない時は23.8%しかマスクを着用していない。感染しうる相手がいないのだから当然かもしれない。しかし家族を乗せた上での運転は32.1%、家族以外を乗せてでは58.6%、子供や年配者(家族か否かを問わず)を乗せてでも58.6%に留まっている。たとえ子供や年配者を同乗させていても、23.7%の人はマスクを着用せずに運転している計算になる。
一方、他人が運転する車に同乗する場合、家族が運転する場合にはマスク着用は33.9%、家族以外の運転となると64.4%となる。しかしそれでも家族以外の運転の車に乗る場合においても、13.0%はマスクを着用しないと回答している。
油断という観点では一番不安な結果が、短時間運転(30分以内)の場合。一応原文では「運転をする時」とあるので回答者自身の運転であることは明確化されているが、同乗者がいるか否かは問われていない。しかしそのような状況でもマスク着用は30.0%に留まっている。要するにシートベルト着用と同様に、短時間なら感染リスクも抑えられるという発想なのだろう。
車の内部は密閉空間となる。体質的にマスクを着用できない人、しなくてもよいと判断されている人を除けば、極力マスク着用をお勧めしたい。
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