流行物のスイーツ、どれを食べたか食べないか(最新)
2020/12/15 05:02


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今調査の調査要項は先行記事【何かをしながら食事をする人は63.9%(最新)】を参照のこと。
新しい商品の開発や著名人の挙動、媒体での紹介などで世の中に流行り廃りが生じやすいのが洋風の菓子群などを意味するスイーツ。最新の流行のもののように見えても、調べてみると10年ぐらいおきにブームがやってくるだけだったりするなど、色々と興味深い傾向がある。次に示すのは2020年に話題に上ったスイーツを例示し、それらについて2020年中に飲み食いをしたことがあるかを尋ね、その上位陣をまとめたもの。トップはタピオカミルクティーで27.6%が2020年の間に飲んだことがあるとしている。

↑ 今年食べたり飲んだりしたもの(複数回答、上位陣)(2020年)
2020年は新型コロナウイルスの流行で春先から気軽に外出することが難しくなり、外で食べ歩きをするタイプのものを飲み食いする機会が随分と損なわれているが、それでも1/4以上の人がタピオカミルクティーを飲んだと答えている。次いで生食パンが24.2%。ティラミスが22.3%、レモネードが16.5%。ティラミスやレモネードはブーム云々というよりはすでに定番化した感はある。
今グラフは回答値の上位陣を並べたものだが、例えばチーズハットグは11.8%との値が出ており、これは9割近い人が2020年には一度も口にしていないことを意味することになる。大いに流行っていると言われているスイーツも、実際に飲み食いしている人は案外少ないものだと思い知らされる。
これを男女別・年齢階層別に区分したものが次のグラフ。


↑ 今年食べたり飲んだりしたもの(複数回答、上位陣、属性別)(2020年)
男性と女性ではおおよそ女性の方が値が高い、つまり多く飲み食いしている。そして年齢階層別では男性は傾向だった動きを見い出しにくいが、女性では大体若年層の方が値が高い。特にタピオカミルクティーや固めプリン、チーズハットグのように、10代女性が飛び抜けて高い値を示しているのがある。スイーツのトレンドは若年女性層がけん引しているように見える。
他方、一部のスイーツ、例えばレモネードやフルーツサンド、アーモンドミルクなどでは、女性の中でも10代だけでなく40-50代も高い値を示しているものがある。壮年女性もまた、一部のスイーツには首ったけなのだろう。
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