子供にわたすお年玉の適切金額の実情(最新)

2019/12/22 05:22

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2019-1221毎年この時期になると子供達が皮算用を始め、大人達がそろばん勘定で頭をかかえるのがお年玉について。子供達にわたすお年玉の金額はどれぐらいが適切なのだろうか、その実情について明光ネットワークジャパンの調査結果から確認していく(【明光ネットワークジャパン】)。



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明光ネットワークジャパンでは不定期でお年玉に関する実態調査を実施しており、その内容を公開している。最新の調査結果は2019年1月8日付で発表された【お年玉は経済的負担になる?小・中学生の親500名に聞きました 明光義塾調べ【お年玉に関する実態調査】 7割以上の親がお年玉は経済的負担になると回答 お年玉をきっかけに「お金の教育」を実施している親は63.4%】。この調査は小学4年生から中学3年生までの子供を持つ保護者500人(小学4-6年生の子供を持つ保護者250人・中学生の子供を持つ保護者250人)を対象に2018年12月21日-12月23日にかけて2018年のお年玉事情に関して行われたもので、調査様式はインターネットリサーチ。

子供が1人の大人からもらうお年玉として適切だと思う金額は次の通り。設問では自分の子供に対する金額を尋ねているので、小学生の子供を持つ保護者の回答は小学生に対する、中学生の子供を持つ保護者の回答は中学生に対する、適切だと思われる金額の回答になる。

↑ 子供がもらうお年玉として適切だと思う金額(1名からもらう平均金額、子供の学校種類別)(2018年)
↑ 子供がもらうお年玉として適切だと思う金額(1名からもらう平均金額、子供の学校種類別)(2018年)

小学生(の親)は3000円台が最多回答属性で38.8%。次いで5000円台、2000円台が続く。他方中学生は5000円台が最多回答属性で44.4%。次いで3000円台、10000円以上が続く。小中学生とも2000-5000円台がおおよその領域に見える。ちなみに「分からない」の回答をのぞいて各属性の中央値を基に概算で平均金額を算出すると、小学生(の親)は4197円、中学生(の親)は5059円となる。

無論保護者や子供の環境次第で実際の「適切だと思われる額」は大きく違いを見せるのだろうが、今回の調査結果に限れば、小学生は4000円、中学生は5000円ぐらいが目安だろうか。最多回答属性で見れば小学生は3000円、中学生は5000円。

保護者にとっては子供の喜ぶようすを見るのが楽しい一方で経済的な負担となるお年玉だが、果たしていつまで与えるものだと思っているのだろうか。「高校生まで」と考えている人が最多回答となり、ほぼ半数の人が同意を示す結果となった。

↑ お年玉はいつまでもらえる・与えるものだと思うか(2018年)
↑ お年玉はいつまでもらえる・与えるものだと思うか(2018年)

次いで「短大・大学・専門学校生まで」「社会人になるまで」が同率の18.4%、「中学生まで」が8.4%。子供本人がアルバイトなり就職なりで稼ぎを得られるようになった段階で、お年玉を打ち切ると判断する人が多いようだ。

中には「40歳になるまで」「子供が嫌がる時まで」などという回答も少数見受けられる。どのような環境下での話なのかは分からないが、「保護者にとって子供はいくつになっても子供」との考えによるものなのかもしれない。


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