子供達における家庭用ゲーム機の専用・共用実情(最新)
2024/04/09 02:39
先行記事【スマートフォンは9割近くが自分専用…使ってるインターネット機器、自分専用か保護者と共有か(最新)】において、内閣府が2023年3月31日付で報告書を発表した【令和5年度青少年のインターネット利用環境実態調査結果】の内容を基に、パソコンやスマートフォンなどにおける、小中高校生のインターネット利用時の利用機器の専用・共用実情を確認した。今回はそれと同じスタイルで家庭用ゲーム機の利用実情を見ていくことにする。子供達がインターネット利用端末として使っている家庭用ゲーム機は、果たして子供専用のものなのだろうか、それとも保護者との共用のものなのだろうか。
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今調査に関する調査要項は先行記事の【インターネット利用端末は小学生では家庭用ゲーム機、中高生ではスマートフォン(最新)】を参考のこと。
次に示すのはインターネット利用機器として使っている家庭用ゲーム機における専用・共用実情。例えば総数では自分専用の値が54.0%と出ているので、小中高校生で家庭用ゲーム機を使ってインターネットを利用している人のうち54.0%は、その家庭用ゲーム機を自分専用のものとしていることになる。なおインターネットを利用せずに家庭用ゲーム機を使うケースもあるため、この値がそのまま家庭用ゲーム機全体としての、専用・共用実情を示すわけではないことに注意が必要となる。
↑ インターネット利用機器の専用・共用状態(家庭用ゲーム機、該当機器でインターネット利用者限定)(2023年)
総数では54.0%が自分専用、15.5%が保護者と共用、28.3%が兄弟姉妹と共用。保護者は遊ぶつもりはないが、兄弟姉妹がいる場合は1人1台ずつ持たせる場合もあれば、共用で1台を与える場合も多々あるという次第。
男女別では男子の方が自分専用の値は高く、女子はその分兄弟姉妹との共用や保護者と共有の値が高いものとなる。他の調査結果などで女子は家庭用ゲーム機にはあまり注力しないとの結果も出ていることから、共用とはいえ、男子の兄弟が主な持ち主で、女子は遊びたい時に貸してもらうような状況なのだろうか。また学校種類別では上になるに連れて自分専用の割合が高いものとなっていく。自分の小遣いから購入する場合も多くなってくるからかもしれない。
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