ソーシャルメディアで誰を見てるか、その実情(最新)
2018/09/07 04:42


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該当調査は「ICTによるインクルージョンの実現に関する調査研究」。調査要綱は先行記事の【日本や諸国のソーシャルメディア利用実情】を参照のこと。
次に示すのはそれぞれのソーシャルメディア利用者において、どのような対象(アカウント)を閲覧しているかを複数回答で尋ねたもの。具体的な項目で「ソーシャルメディアを通じて知り合った人」以外は何らかの形で現実でも対面している人ということになる。


↑ ソーシャルメディア利用時の閲覧先(複数回答、各ソーシャルメディア利用者限定)(2018年)
「掲示板」「情報・レビュー共有サイト」「Twitter」「ブログ」「Instagram」では自分の知り合い以外を閲覧している人が多く、「LINE」や「Facebook」では少ない。それぞれのソーシャルメディアがどのようなつながりで使われているかがよく分かる。
他方、「LINE」では身近な対象を閲覧している事例が極めて多く、「友人」では5割近くに達している。「Facebook」も「友人」に限れば5割近くだが、「配偶者」「両親」「自分の子供」「その他親戚」では1割にも満たない。その代わり「仕事を通じて知り合った、同僚以外の知人」「仕事以外の知人」など、仕事やそれ以外との関係で知り合っている知人の閲覧は「Facebook」が抜きんでている。ただし「勤務先の同僚」に限れば「LINE」が上回っているのは興味深い。
これらの傾向について白書では次のようにまとめている。
そのLINEについて抽出したのが次のグラフ。対象の並びは上記グラフと同じにしている。

↑ ソーシャルメディア利用時の閲覧先(複数回答、LINE利用者限定)(2018年)
肉親や日常生活でごく身近に、普段から直に対話するような相手を閲覧している率が極めて高い。特に「友人」はほぼ半数。「LINE」利用者の半数ほどが、友達とのやり取りに用いていると考えてよいだろう。
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