ラーメンと一緒に食べたいものは何だろう(最新)
2018/03/27 05:07
多くの人に愛されている食品の一つ、ラーメン。インスタント食品も多数登場し、専門店だけでなく多種類の飲食店でもメニューに納められており、食生活には欠かせない存在。そのラーメンを食べる際に、一緒に食べたいと思う食品にはどのようなものがあるだろうか。マルハニチロが2018年3月2日に発表したラーメンとチャーハンに関する消費者実態調査の2018年版を基に確認していく(【マルハニチロ、「ラーメンとチャーハンに関する消費者実態調査2018」】)。
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今調査の調査要綱は先行記事【専門店、ファミレス、それとも自炊? ラーメンやチャーハンはどのようなルートで食べられているのか(最新)】を参照のこと。
次に示すのはラーメンを食べる際に一緒に食べたいと思うものを複数回答で答えてもらった結果。ラーメンと相性がよい食品と解釈することもできる。
↑ ラーメンと一緒に食べたいと思うもの(複数回答、上位陣、2018年2月)
圧倒的多数で最上位を占めたのはギョーザ。8割以上の人が「ラーメンと一緒にギョーザを食べたい」と考えている。次いで多いのはチャーハンで5割近く。ギョーザもラーメンもラーメン専門店、中華系食堂ではお馴染みのメニューに違いない。好きだから食べたいのか、あるいは食べなれているから食べたいと思うのか、いずれにしてもラーメンを食べたいと考えている人の頭には、ギョーザやチャーハンが紐づけされていることになる。
次いで多い意見は唐揚げ。ギョーザやチャーハン、そして唐揚げに続くライスと比べると意外な回答ではある。あるいはファミリーレストランで食べる状況を想定しているのかもしれない。
これを男女別に仕切り分けしたのが次のグラフ。
↑ ラーメンと一緒に食べたいと思うもの(複数回答、上位陣、2018年2月、男女別)
男性がより高い値を示しているのはチャーハン、ライス、チャーシュー丼、シュウマイ、マーボー丼。女性はギョーザ、唐揚げ、小籠包、春巻き、中華ちまき。ギョーザや唐揚げは意外にも女性からの支持の方が多い。男女差が大きいのはライスと小籠包で、ライスは男女差が2倍以上もついている。
年齢階層別に仕切り分けすると、それぞれの食品の好まれ方がよく表れる結果が出る。
↑ ラーメンと一緒に食べたいと思うもの(複数回答、上位陣、2018年2月、年齢階層別)
トップのギョーザは年齢を問わずに好まれている。ところがチャーハンは若年層ほど回答率が高く、年上の人にはやや距離を置かれている(他の選択肢と比べれば断トツに高い値で、順位も変わりは無いのだが)。
他にも唐揚げやライスなど多くの選択肢で若年層ほど高い値、年上ほど低い値の傾向がある一方で、ギョーザ同様に年齢でさほど差異が生じないものもいくつか見受けられる。ギョーザ以外ではシュウマイ、春巻き、中華ちまきなどが年齢差を感じさせないものとなるが、いずれもボリューム感がさほどあるわけでは無く、あっさり系のイメージが強いのが共通点といえるだろうか。
また若年層ほど回答率が高い選択肢でも、唐揚げやライスは20代よりも30代の方がより高い値を示しているのも興味深い。特にボリューム感の強いもので、働き盛りの同層には大いに好まれるからかもしれない。
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