ラーメンの好みを4つの要素から見定めると(最新)
2018/03/27 05:06
身近な食品であるとともに好みは人それぞれで好み、こだわりを持つ人も多いのがラーメン。麺は太い方がよい、スープは薄い方が好きといった、こだわりが誰でも一つや二つはあるはずだ。そのラーメンへのこだわりに関して、マルハニチロが2018年3月2日に発表したラーメンとチャーハンに関する消費者実態調査の2018年版を基に、4つの要素にスポットライトをあてて、人々の好みの実情を確認していく(【マルハニチロ、「ラーメンとチャーハンに関する消費者実態調査2018」】)。
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今調査の調査要綱は先行記事【専門店、ファミレス、それとも自炊? ラーメンやチャーハンはどのようなルートで食べられているのか(最新)】を参照のこと。
次に示すのはラーメンの好みについて4つの視点からそれぞれどのような方向性のものが好きかを択一で答えてもらった結果。この類の質問ではよくある「普通が一番多い」パターンが多分に生じているものの、それぞれの選択肢への回答率の動向が大よそ属性と連動する傾向が出ている。
まずはスープの濃さ。
↑ ラーメンの好み(好きなスープの濃さ)(2018年2月)
全体では濃いめを望む人が3割強、薄めは4%程度。男女別では男性の方が濃いめが多いが、薄めを望む人は女性でもごくわずか。年齢階層別では若年層ほど濃いめを好み、年上になるほど薄めを望むようになる。
続いて麺の太さ。
↑ ラーメンの好み(好きな麺の太さ)(2018年2月)
全体では2割近くが太麺好き、1/4強が細麺好きとなり、細麺好きの方が多い結果が出ている。男女別では男性の方が女性よりは太麺好きが多いが、それでも男性内においても細麺好きの方がわずかに多い。女性では細麺好きは太麺好きの2倍近く。
年齢階層別では大よそ細麺好きは一定率いるが、太麺好きは若年層ほど多い。ボリューム感が好かれているのだろうか。
続いて麺の堅さ。
↑ ラーメンの好み(好きな麺の堅さ)(2018年2月)
全体では4割近くが堅め好き。柔らかめ好きは4%程度。男女別では男性の堅め好きが4割を超えているが、女性でも3割以上。他方、柔らかめは男女ともに少数派。年齢階層別では若年層ほど堅め好きだが、50代でも3割を超えている。柔らかめ好きは年齢を問わずに4%台でほぼ同率なのが興味深い。
最後は脂の量。
↑ ラーメンの好み(好きな脂の量)(2018年2月)
全体ではこってりが約2割であっさりが3割強とあっさり派優勢。男女別では男性がこってり派優勢で女性はあっさり派優勢と、男女の差異がはっきり出ているのが興味深い。年齢階層別ではこってり派は明らかに若年層ほど多く年上になるに連れて減っていくが、あっさり派は30代でもっとも少なくなるが3割前後で傾向だった動きが見出し難い状態。
男女別にしても年齢階層別にしても、大よそ一般的な印象、イメージにあった結果が出ている。もっともスープの濃さにおける薄め派、麺の堅さにおける柔らかめ派が、属性を問わずにごく少数派だったのは気になるところ。それらを好む人にとっては、むしろよさを喧伝するよいきっかけとなるかもしれない。
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