スマホやパソコンを使う時間が長いほど就寝時刻は遅くなるのか、子供達の実情(最新)
2024/12/15 02:50


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今調査の調査要綱は先行記事の【ボランティア活動の実態(最新)】を参照のこと。
次に示すのは回答者の「スマートフォン・パソコンなど」を使用した時間別の、平日における平均就寝時刻。例えば男性で「使用しない」の小学生は21時47分とあるので、平日において「スマートフォン・パソコンなど」を使っていない小学生は、平均で21時47分には床に就いていることになる。
今件における「スマートフォン・パソコンなど」を使用する=行動とは、インターネット接続により得るサービスの使用を意味する。また、インターネットに接続して入手したアプリケーションや音楽の使用も含む。さらに学業や仕事での使用は該当しない(学業は「学校での使用」と限定されていないので、自宅で自発的に勉強目的のために情報検索をする場合も該当しない)。要はプライベートでのインターネットの使用である。
なお回答値は一部有意値が集まらなかった属性もあり、その部分はグラフでは空白となっている。

↑ 平日の平均就寝時刻(男性、スマートフォン・パソコンなどの使用時間別、時:分)(2021年)

↑ 平日の平均就寝時刻(男性、スマートフォン・パソコンなどの使用時間別、時:分)(2021年)
全体的には男女でどちらが長いという傾向だったものは無い。あえて言えば大学生は男性の方が長めになる傾向があるという程度。
学校種類別では当然年上の方が夜更かしとなるので、同じ使用時間では小学生よりも中学生、中学生よりも高校生、高校生よりも大学生など(大学以外に短大・高専、大学院)の方がおおよそ上となる。
他方、一部でイレギュラーも生じているが、おおむねどの学校種類でも「スマートフォン・パソコンなど」を使用する時間が長い人ほど、就寝時刻は遅くなる傾向にある。例えば高校生の男性では平日に使っていない人は23時21分に床に就くが、6-12時間未満の人は23時53分にようやく眠ることになる。小学生ですら平日に「スマートフォン・パソコンなど」を使っている人は、男性も女性も3時間以上の人が、就寝時刻は22時以降にずれ込むことになる。
したいことがあるから時間を割くために睡眠時間を削るのは、手段の一つであり、大人でもよく行うもの。しかし睡眠時間を必要以上に削ればそれだけ体に負荷が生じ、翌日の行動に差支えが生じる。さらに中長期的にマイナスの影響を及ぼすことは否定できない。適度な睡眠時間を確保するためにも、「スマートフォン・パソコンなど」の使用はほどほどにするよう、当事者は十分に心がけ、保護者は教え諭してほしいものである。
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